●sudoコマンド
一般ユーザでも、管理者から実行権限を委譲されたコマンドであれば実行できる。
sudo [委譲されたコマンド]
自身に委譲されているコマンドは「sudo -l」で確認できる。
sudoコマンドを実行するとパスワードの入力を求められますが、rootのパスワードではなく、ユーザー自身のパスワードを入力。
●権限委譲の設定は「visudo」コマンドで「/etc/sudoers」ファイルを編集することで行う
「/etc/sudoers」ファイルの書式:
権限を委譲するユーザ名 ホスト名=(実行ユーザ) 委譲するコマンド
●su(Switch User)コマンド
ログイン中に別のユーザーに切り替わる。
suコマンドの特徴
・引数に「-」をつけると、切り替わる先のユーザの環境変数を使用
・ユーザー名を指定しない場合、rootユーザへ切り替わる
・ユーザを切り替える時に求められるパスワードは、切り替わる先のユーザのパスワード
・ただし、rootユーザから別のユーザに切り替わる時はパスワードは要求されない
●環境変数「TMOUT」
指定した時間、何も入力が無ければユーザを自動的にシェルからログアウトさせることができる。
TMOUTには自動ログアウトさせるまで入力を待つ秒数を設定。0(ゼロ)を設定した場合はログアウトしない。
例)1分間(60秒)入力が無ければ自動ログアウトさせる
export TMOUT=60