●S.M.A.R.T(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology System)
ハードディスクの問題を発見するための自己診断機能のことで、多くのハードディスクやSSDが対応。S.M.A.R.Tは、読み取りエラーの発生率やディスクの電源ONの積算時間などの多くの項目を監視できます。
LinuxにはS.M.A.R.Tの情報を取得するsmartmontoolsというソフトウェアがある。
smartmontoolsのsmartdデーモンは、S.M.A.R.Tの情報を定期的に監視して、問題発生時は管理者に通知するなど、障害予防に利用できる。
また、監視内容はsmartctlコマンドでも確認できる。
●smartctlコマンドの書式と主なオプション
smartctl [オプション] デバイス
・-a |—all すべてのSMART情報を表示
・-i|—info SMARTの対応状況やデバイスの情報を表示
・-c|—capabirities テストの対応状況を表示
・-t|—test 自己診断テストの実行
・-l|—log テストログを表示
・-H|—health デバイスの正常性(ヘルスステータス)を表z
・—scan 認識されているデバイスを表示