●リソースを測定することで、システムのパフォーマンスを計測できるコマンド
測定対象
■CPU
・システム全体としてのCPU使用率を表示するコマンド
top(htop)、vmstat、iostat,mpstat [-P 番号またはALL]、sar -u|-P 番号またはALL
・プロセス毎のCPU使用率の表示するコマンド
top(htop),ps u[ax]
※topはデフォルトでCPU使用率の高い順に表示
・負荷平均の表示
top(htop)
■物理メモリ
・システム位全体としての物理メモリの使用状況の表示
top(htop),free,vmstat,sar -r
・プロセス毎の物理メモリ使用率の表示
top(htop),ps u[ax]
■スワップ領域
・スワップ領域の使用状況の表示
top(htop),free,vmstat,sar -S、swapon -s
・スワップイン・アウトの状況表示
vmstat
■ディスクI/O
iostat、iotop,vmstat,sar -b
■ネットワークI/O
iptraf,iftop,netstat -i|-s,sar -n DEV|EDEV,ss
※iftopをオプション無しで実行するとncurses(テキストユーザインタフェース(TUI)を扱うライブラリ)を使用した画面表示になる。
-tオプションを付けて実行すると、ncursesを使用しないテキストベースの表示
■プロセスのPID
ps [uax],top,lsof
●sysstatユーティリティ
システムの状態を監視するためのツールを提供。代表的なコマンドとしてsarやiostatコマンド。sysstatユーティリティには、ネットワークを介して利用するNFSやCIFSへの入出力状況を表示するための、nfsiostatコマンドやcifsiostatコマンドが含まれています。
・NFS(Network File System)はLinuxを含むUNIX系OSで利用されている、ネットワークファイル共有の機能。NFSサーバが公開した(エクスポートした)ディレクトリを、NFSクライアントがローカルファイルシステムにマウントして利用。
・CIFS(Common Internet File System)は、SMB(Server Message Block)を拡張したプロトコルで、Windows系OSにおいてファイル共有やプリンタ共有などを可能にするMicrosoft独自のプロトコル。LinuxではCIFSによるネットワーク共有を利用することができ、NFSと同じくローカルファイルシステムにマウントして利用。