●Postfixは複数のデーモンから構成されており、これらデーモンの設定を「/etc/postfix/master.cf」ファイルで行います。
master.cfの書式はmain.cfとは異なり、以下のように8つのフィールドがあり、各行でそれぞれのサービス(デーモン)の設定を行う
以下はmaster.cfの各フィールドをまとめたもの
・service Postfixのサービス(デーモン)名の指定
・type サービスのタイプの指定。inetはインタ^ネットソケット、unixはUNIXドメインソケット、fifoは名前付きパイプ
・private メールシステムへのアクセス制限を行うかどうかの指定
・unpriv サービスをrootまたは所有者で動作させるかどうかの指定
・chroot chroot jail環境で動作させるかどうかの指定
・wakeup サービスを何秒後に起動させるかどうかの指定
・maxproc プロセスを同時に起動できる最大数の指定
・command+args サービスの実体プログラムと、その引数の指定
chrootを「y」とすることで、指定したデーモンをchroot jailモードで起動させることができ、セキュリティを向上させることができます。