●App Serviceの管理
App Service作成後はWebアプリのコンテンツのアップロードなどを行う必要があり、自動スケールやデプロイスロット、カスタムドメインなどが使用可能なApp Seriviceプランを使用している場合は、App Serviceの管理に利用する機能を選択し構成する。
■デプロイセンター
App Service作成直後は、アプリケーションサーバーにはサンプルページだけが入っている状態。そのため、デプロイセンターのメニューを使用し、App Serviceで実行するWebアプリのコンテンツをアップロードする必要がある。
■デプロイスロット
Standard以上の価格レベルのApp Serviceプランであれば使用できる。
Webアプリの新バージョンの開発および確認とその公開をスムーズに行うための機能。準備が完了したらスワップという操作によってスロットの中身を入れ替え、ユーザーはダウンタイムなしで新バージョンのWEbあぷりを利用できる。
再度スワップを行うことで以前のWebアプリに戻すことができる。
■カスタムドメイン
既定のApp ServiceのFQDNは「AppService名.azurewebsites.net」となり、割り当てられるURLにもこのFQDNが使用される。
独自ドメインでアクセスしたい場合は、App Service作成後にカスタムドメインのメニューを使用して設定する。ただ、カスタムドメインを設定するには、Azure ADと同じ様にドメインの所有権の検証が必要。
※まだドメインを購入していない場合は、カスタムドメインの設定画面内の「App Serviceドメインの購入」をクリックし、独自のドメインを購入して使用巣rことも可能。
■スケールアップ・スケールダウン
仮想マシンと同様に、必要に応じてApp Serviceプランのサイズを変更できる。
■スケールアウト・スケールイン
仮想マシンスケールセットと同様に、必要に応じて内部的なインスタンス数を変更できる。
■バックアップ
Standard以上で使用可能。
復元に関しては、上書きによる復元もできるが、同じApp seviceの別スロットへの復元や、別のApp Serviceへの復元も可能。したがって既存の環境に影響を与えずに復元して内容を確認できる。
App Serviceのバックアップは、仮想マシンのバックアップとは異なる固有のバックアップ機能。
仮想マシンのバックアップはRecovery Servicesコンテナーに格納されるが、App Serviceのバックアップはストレージアカウント内のBLOBコンテナーに格納される。そのため、App Serviceのバックアップを行うにはストレージアカウントを作成しておく必要がある。