●ldappasswdコマンド
LDAPサーバで管理されているユーザのパスワードを変更するためのコマンド。
ldappasswdコマンドの書式
ldappasswd [-x] [-h LDAPサーバ] -D 認証に利用する識別名 [-w 認証ユーザのパスワード] -s 新パスワード 変更するユーザ名
・-xオプションはldapaddコマンドと同様に、SASL(暗号化したパスワードをネットワーク上に送信するなど、安全な認証を提供する仕組み)を使用せずに簡易認証を行う。
・-wオプションは認証ユーザのパスワードをコマンドラインで指定。省略した場合、または-Wオプションで、コマンド実行後に表示されるプロンプトで対話的にパスワードを入力。
・-sオプションは変更するユーザの新パスワードをコマンドラインで指定。コマンドラインではなくコマンド実行後に表示されるプロンプトで対話的に新パスワードを入力したい場合は、-Sオプションのみを指定。
※ユーザの情報を検索する際、「/etc/passwd」ファイルよりLDAPサーバを優先して利用するには、「/etc/nsswitch.conf」ファイルに以下のように記述。
passwd: ldap files