ジョブカン事業部のアドベントカレンダー23日目です。
ジョブカン事業部開発エンジニアの@srsrsrです!
DONUTSの札幌オフィスで、ジョブカン勤怠管理のテックリードをしています!
Webエンジニアの皆さん、データベースの知識に自信はありますか?
今回は、私が2024/10/13(日)データベーススペシャリスト試験に挑戦した経験を通して、その魅力と実用性についてお話します。
試験は、残念ながら午後2問題の点数が8点足りず不合格でした...
しかし、学習したことは業務で最大限活用できているので、ポジティブに考えられています。
次の試験でリベンジします。
そもそもデータベーススペシャリスト試験とは
IPAが実施する国家資格で、データベースに関する高度な知識・スキルを認定するものです。
合格率は例年15~18%程度と難易度の高い試験です。
モチベーション
受けようと考えたきっかけは、業務のクエリチューニングでデータベースの面白さを知ってしまったのと、Web系エンジニアであればデータベースを無視することは難しいので、下記のような知識を体系的に学ぶ必要性を強く感じたため受験に至りました。
- SQLチューニング
- インデックス設計
- テーブル設計
- パラメータチューニング
- パーティション
- シャーディング
- レプリケーション
- ベクトルデータベース
- セキュリティ設計
- NoSQL
- グラフデータベース
- ドキュメントデータベース
- リレーショナルデータベース
- キーバリューデータベース
- 分散データベース
どのように学習したか
約100時間(1日3時間×1ヶ月)終業後の時間を使用して学習していました。
私は早朝学習が得意ではなかったため終業後に行っていましたが、一般的には朝の時間帯の方が効率的に学習できるかもしれません。(終業後の学習は睡魔との戦いになります)
勉強方法
IPAが提供する過去問サイトを活用しました。
基礎となる知識を身につけるには、これほどコストパフォーマンスの良い教材はないと思えるほどベース知識を体系的に学べます。
データベーススペシャリストの実用性
結論から言うと、とても実用的なスキルで業務でも活用できています。
応用情報技術者試験やネットワークスペシャリスト試験と比較して、より実務に直結する知識を得られたと感じています。
実際に想定された業務要件に対して、スキーマ定義、正規化、SQL設計に関する問題が出題されるだけでなく、IPAデータベーススペシャリストの午後2「業務要件からER図を作成して、主キーと外部キーを定義する」問題は要件を抽象化したり具体化する力が鍛えられます。
是非、解いてみることをおすすめしたいです。
問題傾向
問題の傾向として、下記に大別できます
- 概念データモデリング
- 論理データモデリング
- 物理データモデリング
- データベースの基礎知識
上記のジャンルから選択して問題を解くイメージになります。
概念データモデリングとは
ビジネス要件を踏まえた上で、エンティティ同士の関係性を抽象的に表現すること (エンティティが持つ属性はここでは定義しない)
論理データモデリングとは
概念データモデリングを元に、各エンティティのデータ構造(データ型、制約条件、属性など)を各データベースの仕様に依存しない形で定義すること
物理データモデリングとは
論理データモデリングを元に、各データベースの仕様に合わせて定義すること
データベースの基礎知識
DBMS、SQL、データベースの概念的基礎知識が問われます
受験してみての感想
私は、汎用的なスキルを身につけたかったので、概念データモデリングと論理データモデリングを集中的に学習して試験に臨みました。
結果的に、現在の業務でも要件定義、要件整理、データ構造の検討に非常に役立つスキルになっています。
Webエンジニアとしてキャリアを築く上で、データベースの知識は間違いなく強みになります。
受験して本当に良かったと感じています。
最後に
DONUTSでは、新卒中途を問わず積極的に採用活動を行っています!!
ジョブカン事業部も、一緒に働くエンジニアを募集しています!!
気になる方はお気軽に応募してみてください。