L2のネットワークスイッチを交換しなければいけないというときに、
どういった内容を考慮しなければいけないかを記載する。
前日に実施しておく内容
現行機器からコンフィグを取得しておく。
show runnning config
その後、保守交換先の機器に設定を流し込み、不揮発性メモリに登録しておく。
write memory
当日事前作業(メイン)
- スイッチ配下のサーバの誘導解除。
- もしもロードバランサー等で誘導を外せるのであれば、事前に行っておく。
- 非監視設定
- Zabbixなどで監視している場合は、アラートをならないようにしておくこと。
- この時、zabbix-proxyなどもいる場合は、そのプロキシーで監視をとる機器も対象に入れる必要がある。
- コンフィグの取得
- これは念のため。
- 保守交換前に、ラック内に対象の機器が存在することを確認する。
- ケーブルの配線状況が、netboxなどの管理台帳の内容とあっている事を確認する。
- インターフェースとケーブルの対応表を、Excelなどで控えて作成しておくとよい。
- ものによっては、ケーブル自体に番号を振っている場合はそれを控えるとか。
- 故障個所を確認する。
- 故障個所がリンクダウンしているのであれば、その場所が交換によって解消するか覚えておく。しない場合は対向機器に問題があると思われる。
- **重要度の高いケーブルがあるか確認する。**必要であればテープなどでわかりやすく目印をつける。
- ダウンタイムを許容できないサーバが繋がっているケーブル
- ↑がいる場合、上位機器と繋がっているケーブル
取得できる場合は、配線状況の写真を取得しておくこと。(データセンター内は取れない場合が多い。)
撤去作業・アンマウント作業
ケーブル撤去前に、インターフェースの状態確認コマンドで確認する。
show interface status など
その後、現行スイッチに接続されているケーブルを全て抜く。
その後、電源ケーブルを抜いてシャットダウンさせる。
アンマウント作業自体は、2人以上で行う事が望ましい。
また、アンマウント手順自体は、各ベンダーが出している手順を参考に行う事。
マウント・配線作業
マウント作業も同じく、各ベンダーが出している手順を参考に行う事。
L2スイッチの場合は電源ケーブルを入れた時点で電源がONになる想定である。
その後、事前に確認しておいた重要度の高いケーブルを先に配線する。
そのあと、管理台帳と、先に作成した結線表を元に結線していく。
疎通確認・事後作業
- スイッチ配下のサーバに疎通ができるか確認する。
- Zabbixなどの監視ツールで見ているのであれば、それらが正常値を返す事を確認する。
- 管理台帳に機器を更新したむね、記載する。(シリアルなどかわると思うため)
- 全ての機器のリンクが上がっているか確認する。
- コンフィグに差分がないか確認する。
- 監視ツールを再開させ、アラートが鳴らない事を確認する。
以上