(執筆 2021/05/04)
Ubuntu 21.04 の日本語Remixがまだ出ていないので、オリジナル版をインストールするのですが、インストール時に日本語キーボードを選択しても、ibusの設定を終えると、いつの間にか英語キーボードになってしまう問題を解決します。
Ubuntu 21.04 オリジナル版のインストール
Long Term Supportに関心がなく、常に最新版をインストールしたい新しもの好きは、当然オリジナル版からインストールします。
ディレクトリ名が日本語になるのが嫌いなこだわり派は、最初はEnglishのままInstall Ubuntuです。(日本語ディレクトリ名は後から英語に変更できるんですが)
キーボードレイアウトは、Japaneseにします。
Updates and other softwareでは、third-party softwareも含めます。
その後、あれこれ入れてインストールを終えます。
Setting
Settingを起動し、Region & Languageで、Languageをクリックして英語を選択します。
続いて、Manage Installed languagesをクリックすると、Fontのインストールなどなどが始まります。ここで、日本語が一番上になっていれば、そのまま再起動させます。なっていない場合は、再起動後、日本語を一番上にドラッグ&ドロップで移動させます。
再起動後に、フォルダー名を日本語にするか尋ねてくるので、「次回から表示しない」にチェックをいれて「古い名前のままにする」をクリック!
もう一度「設定」を開いて、「地域と言語」の入力ソースに表示される「日本語」の右のゴミ箱をクリックして消します。(Mozcと付いていない方)
残った日本語(Mozc)の右側にある歯車マークをクリックして、キー設定の選択の編集をします。私は、変換キーをIMEオン、無変換キーをIMEオフにしたいので、その設定をします。
再起動後、キーボードがUS配列になってしまう。
先の設定後はまだJISキーボードなのですが、再起動するとUSキー配列になってしまいます。JISキーボードのない頃のMacintosh使いの私は、USキー配列もだいたい頭に入っているのですが、()や[]の位置が一個ズレで、キートップの刻印とズレた位置を打つ「見えているものに惑わされるな!」という何かの真髄を問われているような気になってきます。色々探ってみると、/usr/share/ibus/component/mozc.xml にキーボードの配列の設定があるとの記述が見つかり開いてみる。(こだわりの私は当然 vim を使う)
layoutのタグがないぞとよく読むと、enginesとlayoutの設定は user configuration directoryの ibus_config.textproto にあるとのこと。~/.config/mozc/ibus_config.textproto を開き、layoutのdefaultを jp に変更。(20.10からアップグレードすると、~/.mozc/ibus_config.textproto になります。)
変更後
これで、キーボード問題は解決しました。