1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Windows11で画面キャプチャをする方法と、クリップボードのデータを保存する ClipbdSv

Last updated at Posted at 2021-09-05

以下で説明している ClipbdSv は、GitHubに公開されています。

Vectorにも登録されています。clipbdsv(Clipboard Data Saver)
image.png

画面キャプチャのショートカット

 Windows11で画面キャプチャーをするとき、以下の操作ができます。

  • 「PrintScreen」
    • デスクトップ画面の全体がキャプチャされ、クリップボードに入れる
  • 「Alt」 + 「PrintScreen」
    • 選択したウィンドだけをキャプチャしてクリップボードに入れる
  • 「Win」 + 「Shift」 + 「S」
    • 画面の一部をトリミングしてクリップボードに入れる
    • 画面上部に出てくるアイコンで、キャプチャ方法の選択も可能
    • 通知の表示から「切り取り&スケッチ」で編集、保存も可能
  • 「Win」 + 「PrintScreen」
    • デスクトップ画面全体がキャプチャされ、「ピクチャ」フォルダの「スクリーンショット」フォルダにPNG形式で保存される
  • 「Win」 + 「Alt」 + 「PrintScreen」
    • 選択したウインドウをキャプチャし、「ビデオ」フォルダの「キャプチャ」フォルダにPNG形式で保存される

 この中では 「Win」 + 「Shift」 + 「S」 が最強なのですが、この機能を「PrintScreen」キー一発で行う設定があります。

 「設定」の「アクセシビリティ」にある「キーボード」から、「プリントスクリーンボタンを使用して画面切り取りを開く」をオンにします。

image.png
image.png

 これで、「PrintScreen」ボタンを押すと、「Win」 + 「Shift」 + 「S」と同じ動作をするようになります。

クリップボードの内容を保存する

 選択範囲を指定して保存するには、一旦クリップボードに入れてどこかに貼り付けを行って保存するのが一般的です。でも、張り付けるためのアプリを起動して保存操作を行う作業は、地味に面倒です。もっと操作を簡単にしたいとき、ClipbdSvは、アプリを起動するだけでデスクトップの「ClipbdSv」フォルダに保存されます。
 保存形式は、通常のテキストの場合はテキストファイル(拡張子.txt)、エクセルからコピーした内容はCSV(拡張子.csv)、ワードからコピーした内容はリッチテキスト(拡張子.rtf)、画面キャプチャや画像のコピーはJpeg(拡張子.jpg)として保存されます。
 また、画像ファイルがQRコードの場合、エンコードした内容をテキストファイルに書き出します。

 clipbdsv.exe をPCに保存し、アプリを右クリックで「その他のオプションを表示」から「タスクバーにピン留め」しておけば、いつでも呼び出せます。
image.png

コマンドラインオプション

 ClipbdSvには、いくつかのコマンドライン・オプションがあります。

-d 出力先のディレクトリを指定します。指定しない場合は、デスクトップの「ClipbdSv」フォルダになります。

-f ファイル名を指定します。拡張子は、自動で付与されますので、拡張子なしで指定します。指定しない場合は、日時に基づくファイル名を自動で作成します。

-t 出力形式を指定します。テキスト形式はtxt、CSVはcsv、チッチテキストはrtf、画像はimgを指定します。クリップボードの内容が指定された形式のものでなかった場合は、無視されます。エクセルデータは、txt、csv、imgいずれの形式でも出力できます。指しない場合は、クリップボード内のデータから自動で作成します。

-e 出力ファイルのエンコード方法をしてします。出力形式がテキスト、CSVの場合に有効です。

コマンドラインオプションの例

clipbdsv

clipbdsv -d C:\temp -f clipimg -t img

clipbdsv -t txt -e Shift_JIS
1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?