参照元
- Microsoft Power Fx Overview
Power Fxとは?
- Power Apps キャンバスアプリで使われている数式言語(formula language)です。
- 可能な限りExcelに近いタイプ、演算子、関数を使い、Excelの知識が活用できます。
- Excelが提供しないデータ操作は、SQLを使っています。
- Cのような行コメント、インラインコメントが記述できます。
スプレッドシートを作成するのと同じくらい簡単にアプリが作成できます。以下の表は、Power Fxの関数の全てで、緑色のマークがついているものは、Excelと同じか、非常に近いものです。
例えば、文字を逆順にで検索する数式は、以下のようになります。
スプレッドシートと同様に、変更が即時に反映され、コンパイルモードや実行モードにする必要はありません。インクリメンタルコンパイラで、エラーはすぐに表示されます。IntelliSenseや提案、自動補完、型チェックも機能します。数式言語で、コンポーネントと関数を作成できます。
Power Fxの強力な式は、複雑な制御をLinqのように分かりやすく1行で記述することも出来るようになります。が、Power Fxはオブジェクト指向言語ではありません。
どこが新しいの?
- この言語はオープンソースで開発されており、外部の人も貢献することができます。
- Power Platformの統一言語となる予定です。
- Power Fxの登場により"no code"から"pro code"までの全範囲が可能になります。
ロールアウト
- 2021年末に、Dataversの計算列、AI Builder、Power Virtual Agentに実装します。
- 2021年以降に、Dataverseのビジネスルールの定義、Power Automateに実装します。
何の役に立つの?
- モデル駆動型アプリでは、JavaScriptを使う必要/理由がなくなります。
- Power AppsとPower Automateの式に一貫性ができます。
しないといけないこと
- Power BI使いの人
- 心配は不要です。MやDAXと置き換わるものではありません。3つ全てが一緒に幸せに暮らします。
- Power Automate使いの人
- 今すぐすることはありません。どうなるか分かるのは、1~2年先です。
- Dataverse/Model Driven appとPower Virtual Agent使いの人
- キャンバスアプリの式についての勉強を始めましょう
- Power Apps Canvas apps使いの人
- 何の変更もありません。
- サンプル https://github.com/microsoft/Power-Fx