2020年後半にMicrosoft365に導入されたExcelのパフォーマンス改善
- SUMIFS, COUNTIFS, AVERAGEIFS, MAXIFS, MINIFS, COUNTIF, AVERAGEIF は、最初の行の計算を行っている間に再利用可能なインデックスを構築することで残りの計算のパフォーマンスを上げます。
- ユーザー定義関数(UDF)を持つワークブックを開く時に行うリニアスキャンが改善されました。
- 外部のHTMLや大きな画像をクリップボード経由で貼り付ける時の速度低下を、ストリーミング・データ構造の見直しで改善しました。
- フィルタリングされたデータ列でを挿入する時の動作を改善しました。特に、非表示の行が多い時に速度が低下していました。
- マージされたセルを含む範囲の削除で、行を複数回イテレートしていた問題は改善しました。
- 空のセルがある1万行のデータに対してのエラーチェックは、場合によっては数分から数時間かかっていました。効率的なデータ構造を構築することで、数秒で結果を返すようになりました。
- ユニコードのテキストの比較を実行するコードが改良されました。
- 縦長セルや横派がセルでもスムーズなスクロールを実現しました。
VBAのユーザー定義関数を使用しているワークブックでは、VBA Editorを閉じることで計算を高速化することができます。