SPSS Collaboration And Deployment Servicesのレポジトリには変更通知機能があります。
重要なオブジェクトの変更やラベルの変更などの変更をメールやJMSで通知することが可能です。
- テスト環境
- SPSS CADS 8.4
- Windows Server 2019 std.
ファイルの変更
ファイルが更新された場合にメッセージを送ります。
更新を検知したいファイルを選び、右クリックで「通知」を選びます。
通知対象者を設定します。ここではEメールアドレスを入力します。
タイトルや本文のデフォルトは以下のようになっています。変数やif文も使えるようになっています。
IBM SPSS Collaboration and Deployment Services: New version of ${ResourceName} created
<html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=utf-8"/> </head>
<body> <p>A new version of the file <b>${ResourceName}</b> has been created.<br/> #if($Attachments) See attachment. #else <p>To review the content of the file, go to <a href='${ResourceHttpUrl}'>${ResourceHttpUrl}</a>.</p> #end <hr><p>This is a machine-generated message. Please do not reply directly. If you do not wish to receive this notification, unsubscribe or contact your Repository administrator.</p> </body> </html>
プレビューで確認してみます。
以下のメッセージが送られます。
これはカスタマイズ可能です。以下のようにカスタマイズしてみます。
IBM SPSS Collaboration and Deployment Services:${ResourceName} の新しいバージョンが作られました。
<html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=utf-8"/> </head>
<body> <p> <b>${ResourcePath}</b> の新しいバージョンが作られました。<br/> #if($Attachments) See attachment. #else <p>To review the content of the file, go to <a href='${ResourceHttpUrl}'>${ResourceHttpUrl}</a>.</p> #end <hr><p>This is a machine-generated message. Please do not reply directly. If you do not wish to receive this notification, unsubscribe or contact your Repository administrator.</p> </body> </html>
カスタマイズされています。
更新したストリーム・ファイルを保存してみます。
以下のようなメールが届きます。
ラベルの変更
特定のラベルが変更された場合にメッセージを送ります。
ルートフォルダを選び、右クリックで「通知」の「ラベルイベント」を選びます。
プラスボタンでラベルイベントを追加します。
Eメールのアドレスを入力し、ラベルを選びます。ここでは「Production」というラベルを選んでいます。
タイトルや本文のデフォルトは以下のようになっています。変数やif文も使えるようになっています。
IBM SPSS Collaboration and Deployment Services: The label ${VersionLabelName} was#if( $ActionType=="VersionLabelApplied" ) applied to a version of#else removed from#end ${ResourceName}.
<html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=utf-8"/> </head>
<body> <p>The label ${VersionLabelName} was #if( $ActionType=="VersionLabelApplied" ) applied to a version of #else removed from #end ${ResourcePath}. <br/> <p>To review the content of the file, go to <a href='${ResourceHttpUrl}'>${ResourceHttpUrl}</a>.</p> <hr><p>This is a machine-generated message. Please do not reply directly. If you do not wish to receive this notification, unsubscribe or contact your Repository administrator.</p> </body> </html>
ラベルを変更してみます。
ストリームを右クリックして、プロパティを開きます。
ラベルをつけたいバージョンを選び、「編集」ボタンをクリックします。この例ではバージョン15に「Production」ラベルを付けようとしています。
「使用可能なラベル」から「Production」ラベルを選び、矢印で「適用済みラベル」欄に移し、「OK」で閉じます。
１オブジェクトに１ラベルしか適用できないので、バージョン10から15にラベルが移動するという確認のメッセージが出ますので、OKで閉じます。
「Production」ラベルがバージョン15に移っていることを確認し、「OK]で閉じます。
ラベルが変更された旨のメールが届きます。
フォルダの変更
フォルダ内に新しいフォルダが追加された場合にメッセージを送ります。
変更を検知したいフォルダを選び、右クリックで「通知」の「フォルダイベント」を選びます。この例では「creditdemo2」を選びます。
Eメールのアドレスを入力します。
その他のオプションには以下があります。
「サブフォルダに適用」：さらに下の階層のフォルダの変更も検知します。
タイトルや本文のデフォルトは以下のようになっています。変数やif文も使えるようになっています。
IBM SPSS Collaboration and Deployment Services: Subfolder created in ${ResourcePath}
<html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=utf-8"/> </head>
<body> <p>The #if ( $ActionType == "FolderCreated" ) folder #end ${ChildName} has been created in folder ${ResourcePath}.<br/> <p>To review the content, go to <a href='${ChildHttpUrl}'>${ChildHttpUrl}</a>.</p> <hr><p>This is a machine-generated message. Please do not reply directly. If you do not wish to receive this notification, unsubscribe or contact your Repository administrator.</p> </body> </html>
新しいフォルダを作ります。
フォルダが作られたというメッセージが届きます。
フォルダコンテンツの変更
フォルダ内に新しいオブジェクトが追加されたり、既存のオブジェクトが変更された場合にメッセージを送ります。
変更を検知したいフォルダを選び、右クリックで「通知」の「フォルダコンテンツイベント」を選びます。この例では「creditdemo2」を選びます。
Eメールのアドレスを入力します。
その他のオプションには以下があります。
「サブフォルダに適用」：さらに下の階層のフォルダの変更も検知します。
「次のファイル・タイプが変更された時だけ通知する」：例えばストリームファイルの変更だけを検知することができます。
ここでは「サブフォルダに適用」にチェックを付けました。
タイトルや本文のデフォルトは以下のようになっています。変数やif文も使えるようになっています。
IBM SPSS Collaboration and Deployment Services:#if( $ActionType=="FileVersionCreated" ) New version of ${ChildName} has been created in#else ${ChildName} has been added to#end ${ResourcePath}
<html> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=utf-8"/> </head>
<body> <p>#if( $ActionType=="FileVersionCreated" ) A new version of file <b>${ChildName}</b> has been created in #else The file <b>${ChildName}</b> has been added to #end folder <b>${ResourcePath}</b>.</p> #if($Attachments) See attachment. #else <p>To review the content of the file, go to <a href='${ChildHttpUrl}'>${ChildHttpUrl}</a>. </br></p> #end <hr><p>This is a machine-generated message. Please do not reply directly. If you do not wish to receive this notification, unsubscribe or contact your Repository administrator.</p> </body> </html>
更新したストリーム・ファイルを保存してみます。
ファイルが更新されたというメールが届きます。
別の新規ファイルを保存してみます。
「creditdemo2」のもう一つ下のフォルダの「credit2」にストリームを保存します。
ストリームが保存されたというメッセージが届きます。
検知できるもの
| 検知対象 | ファイル | ラベル | フォルダ | フォルダコンテンツ |
|---|---|---|---|---|
| ファイル変更 | 〇 | 〇 | ||
| ファイル追加 | 〇 | |||
| フォルダ追加 | 〇 | |||
| ラベル追加 | 〇 | |||
| ラベル移動 | 〇 |
参考：コンテンツに関する通知 - IBM Documentation