SPSS ModelerでSQLプッシュバックをする場合に、Db2のQUERY OPTIMIZATIONのレベルを変えたいことがあるかもしれません。
SET CURRENT QUERY OPTIMIZATION ステートメント - IBM Documentation
データベース入力ノードのSQLクエリーのモードを使えば、Db2のQUERY OPTIMIZATIONのレベルを変えることが可能です。
#1. current query optimizationの設定と実行
まず初期状態を確認しておきます。
データベース入力ノードのSQLクエリーのモードで
values current query optimization
を入力し、プレビューしてみます。結果としてLevel 5が返っています。
set current query optimization 0を設定してみます。
再度values current query optimizationを実行するとLevel 0に設定できたことがわかります。
#2. バッチ実行
Query Optimization設定と本処理でそれぞれ実行するのは、特に自動実行するときには困ります。
そういう場合はスクリプト実行ができます。
オプションの実行タブからデフォルトスクリプト追加のボタンをクリックします。
追加されたスクリプトでQuery Optimizationを設定する文が先に実行されるようにします。
そして「このスクリプトを実行」のオプションを選びOKで閉じます。
するとQuery Optimization設定、本処理の順で実行されます。
#3. サンプルストリーム
■テスト環境
Modeler 18.3
Windows 10 64bit
Db2 Warehoue on Cloud