ESP-WROOM-02 (ESP8266) ファームウェアアップデート

はじめに

ESP-WROOM-02のファームウェアを最新(2017/12/30現在、2.1.0）にアップデートした際の作業内容について纏めます。

環境とパーツ

• Windows 10 Pro PC環境
• ESP-WROOM-02　
  • CEREVO社製ブレイクアウトボードに実装
  • こちらの記事を参考に、GPIOをモード選択が可能なようにJP2,JP3部分に10KΩのチップ抵抗を追加してます。
• シリアル変換(FTDI FT232RL 3.3V 5.5V USB to TTL)
  • 私はAliexpress購入しました。
• ブレッドボード
• 3.3V定電圧レギュレータ
  • 秋月電子購入品 低損失三端子レギュレータ 3.3V 500mA TA48M033F(SQ)
• 抵抗10KΩ（EN,RSTのプルアップで使用）
• タクトスイッチ（RSTボタン）

回路

ブレッドボードに写真のように配線しました。
TA48M033Fには、5.0Vを入力させています。そのままVCCから3.3Vを取っても良いかもしれませんが電流不足を懸念してこのようにしました。

ファームウェアとツールダウンロード

以下のサイトから、ファームウェアと書き込みツールをダウンロードします。

• ファームウェアダウンロード
  • http://www.espressif.com/en/support/download/sdks-demos
• 書き込みツールダウンロード
  • http://www.espressif.com/en/support/download/other-tools
• ESP8266 AT命令セット（ファームウェアの情報が記載）
  • http://www.espressif.com/en/support/download/documents

尚、2017/12/30現在以下のバージョンが最新でした。

• ファームウェア

  • ESP8266_NONOS_SDK-2.1.0

• 書き込みツール

  • FLASH_DOWNLOAD_TOOLS_V3.6.2.2

• ESP8266 AT命令セット

  • ESP8266 AT Instruction Set Version 2.1.0

ファームウェアアップデート実行

書き込みツール（FLASH_DOWNLOAD_TOOLS_V3.6.2.2）を立ち上げ、ファームウェアを指定します。

以下、ツール起動後に変更した内容です。

項目	値
Download Path Config	ファームウェアバイナリのパス@書き込み先アドレス
CrystalFreq	26MB
FLASH SIZE	32Mbit-C1
COM	COMポート
BAUD	115200

ファームウェアと書き込み先アドレスの指定は、「ESP8266 AT Instruction Set Version 2.1.0」のドキュメント内「1.2.6 32Mbit Flash, Map' 1024KB + 1024KB」を参照して、入力しています。

準備ができたら[START]ボタンを押します。

アップデート結果

AT+GMR

AT version:1.4.0.0(May  5 2017 16:10:59)

SDK version:2.1.0(116b762)

compile time:May  5 2017 16:37:51

OK

以上です。