【C++】Visual Studioを用いてGoogleTestでコードカバレッジを確認する

1. 概要

GoogleTestを用いて単体試験など行った際に、コードカバレッジがどれくらい取れているか確認する方法を紹介します。

2. 手順

①Visual StudioでGoogleTestのプロジェクトを起動します。

②テスト対象のコードを記述
今回は以下のような、入力によって分岐するだけの処理を使います。

bool Coverage(int val) {
	switch (val) {
	case 0: {
		puts("0");
	}break;
	case 1: {
		puts("1");
	}break;
	case 2: {
		puts("2");
	}break;
	case 3: {
		puts("3");
	}break;
	case 4: {
		puts("4");
	}break;
	case 5: {
		puts("5");
	}break;
	case 6: {
		puts("6");
	}break;
	case 7: {
		puts("7");
	}break;
	case 8: {
		puts("8");
	}break;
	case 9: {
		puts("9");
	}break;
	default: {
		return false;
	}break;
	}

	return true;
}

③テストコードの記述
以下のテストコードで、カバレッジを確認してみます。

TEST(coverage, sample) {
	EXPECT_TRUE(Coverage(0));
	EXPECT_TRUE(Coverage(2));
	EXPECT_TRUE(Coverage(3));
	EXPECT_TRUE(Coverage(8));
}

④コードカバレッジの確認
「メニューバー->テスト->すべてのテストのコードカバレッジを分析」を選択します。

出力タブに結果が表示されます。検索バーで対象の関数を検索すると、カバー済みの行数や未カバーの行数を確認できます。

⑤色分け表示
出力タブにて「コードカバレッジの色分け表示」を選択します。

カバーされている行を目視で確認できます。