はじめに
運用しているサイトでエラーが発生!解析のため、PHPのバージョンを確認したい。sshで接続してPHPのバージョン確認をしてみる。
[user@host ~]$ php -v
PHP 5.6.8 (cli) (built: May 6 2015 02:27:31)
Copyright (c) 1997-2015 The PHP Group
Zend Engine v2.6.0, Copyright (c) 1998-2015 Zend Technologies
[user@host ~]$
よし!PHP5.6だ!!
…
違う!!(こともある)
php -v
で確認できるのはcliで稼働しているPHPのバージョンであり、Apacheで稼働しているPHPのバージョンは違うかもしれない。また、ドメインやサブドメイン単位でPHPのバージョンを切り替えて運用している場合もある。ではどうすれば正確なPHPのバージョンを確認することができるのか…
phpinfoで確認する
phpinfo.php
<?php
phpinfo();
DocumentRoot配下にphpinfo.phpを配置し、HTTPSでアクセスして確認するのが確実。
※確認が終わったらphpinfo.phpの削除をお忘れなく
XSERVERの場合
サーバーパネル > PHP > PHP Ver.切替
から、ドメイン単位でPHPのバージョンを確認、変更ができる
2019/8/5時点で選択できるPHPバージョン
- PHP7.2.17 (推奨)
- PHP7.1.28
- PHP7.0.33 (非推奨)
- PHP5.6.40 (非推奨)
- PHP5.5.38 (非推奨)
- PHP5.4.16 (非推奨)
- PHP5.3.3 (非推奨)
- PHP5.1.6 (非推奨)
自作Ubuntsサーバーの場合
下記コマンドで有効になっているモジュールを確認する
a2dismod php <tab>
a2dismod php7.3
# PHP7.3モジュールが有効になっていることが分かる
※CGI版のPHPが稼働する場合は、直接コンフィグファイルを確認する。
参考
composerやLaravelのartisan
、CakePHPのbake
などはcliで実行するため、上述のphp -v
でバージョン確認を行うのが適切。