家からWindowsマシンがなくなったためにLinux(Debian Wheezy)にドライバを入れました。
本当はMacから直で使いたかったのですが・・・
##1.ダウンロード
ダウンロードサイト
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/download/select-product-by-catg.cgi?i_cd_pr_catg=002
対象機器、対象OS、CPUの種類から選びます。
使用するマシンはLet's Note CF-R6。名機です。
CPUは32ビットなので
linux-capt-rinterdriver32-v260.tar.gz
をダウンロードしました。
##2.解凍
ダウンロードしたファイルを解凍します。
tar -zxvf ファイル名
Docディレクトリの下にはドキュメントのアーカイバもあるのでこちらも解凍しておくと便利です。
##3.インストール
解凍後にできたファイルからドライバをインストールします。
ドライバは、32-bit_Driverの下にあります。
ファイルはDebianとRedHat系の二つに分かれているので私はDebianの方を使用します。
$ cd linux-capt-rinterdriver32-v260
$ cd 32bit-Driver
$ cd Debian
ドライバファイルが二種類あるので
次の順にインストールします。
$ sudo dpkg -i cndrvcups-common_2.60-1_i386.dev
$ sudo dpkg -i cndrvcups-capt_2.60-1_i386.dev
CUPSを再起動します。
$ sudo /etc/init.d/cupsys restart
or
$ sudo service cups restart
インストール後に必ずCUPSを再起動しないと駄目なようです。
##4.プリンタスプーラへのプリンタ登録
プリンタスプーラにプリンタ(PPD)を登録します。
$ sudo /usr/sbin/lpadmin -p プリンタ名 -m PPDファイル名 -v ccp://localhost:59687 -E
プリンタ名には「LBP-1120」
PPDファイル名は「CNCUPSLBP1210CAPTJ.ppd」を指定しました。
プリンタ名やPPDファイルの詳細はドキュメントに記載されています。
私は、最初ウィンドウマネージャ(WM)をXFCEで作業していましたが、
Keyエラーが出て作業が続行できなかったのでGNOMEClassicにかえて作業を続けました。
WMでキーがらみのエラーが出る人は試してください。
##5.CCPD(デーモン)へのプリンタ登録
CCPDの設定ファイルにプリンタを登録します。
$ sudo /usr/sbin/ccpadmin -p [プリンタ名] -o [プリンタデバイスパス]
プリンタ名は「LBP-1210」
プリンタデバイスパスは私の環境では「/dev/usb/lp0」でした。
##6.CCPDの自動起動
CCPDを自動起動するようにします。
/etc/rc.local に次の1行を追加します。
/etc/init.d/ccpd start
これでテストページの印刷ができるようになりました。
以上です。
##(おまけ).Macにはドライバが提供されていないという事実
MacOSの10.8以降は提供されていないようです。
Macで印刷する必要があるのですが、
取りあえずはプリンタサーバーを作ることから始めてみます。
おかげで勉強にはなりますが・・・