chef-ark

chef-arkはアーカイブされたリソースの管理を行うopscode製のcookbookで、

リソースの取得
展開(アーカイブの解凍)
ビルド(make)
インストール(make installとかsymbolic link作ったりとか ownerやgroupを設定したりとか)

などの一連の流れを実施してくれます。
もちろん展開時はzipやらtar.gzからは全く気にすることなく、展開を実施してくれますし、makeなども不要であれば実施しません。

環境

Chef 11以上

試してみる

今回はarkを利用して、glassfishを入れてみたいと思います。

ark cookbookの準備

Berkshelfで準備します

Berksfile

site :opscode

cookbook 'java', git: "https://github.com/socrata-cookbooks/java.git" #こっちはglassfish用

cookbook 'ark'

install

# berks install

recipeの例

めんどくさいのでattributeとかに切り出してないですが、
パスワードとかはちゃんとやったほうがいいですね。

default.rb

#
# Cookbook Name:: glassfish
# Recipe:: default
#
# All rights reserved - Do Not Redistribute
#

include_recipe "java"

group 'glassfish' do
  group_name 'glassfish'
  action :create
end

user 'glassfish' do
   group 'glassfish'
   home '/home/glassfish'
   password "password"
   action :create
end

ark "glassfish" do 
  url "http://download.java.net/glassfish/4.0/release/glassfish-4.0-ml.zip"
  path "/opt"
  owner "glassfish"
  group "glassfish"
  version "4.0"

  action :put 
end

arkリソースのactionを:putにしています。
通常は:installに入れますがするとglassfish/binが$PATHに設定されかつ/usr/local/下にシンボリックリンクが作成されます。
このあたりは不要だったので:putアクションにしています。

あと多分metadata.rbにdependsの設定が必要です。

metadata.rb

name             'glassfish'
maintainer       'bfts.co.jp'
maintainer_email 'soundtricker@example.com'
license          'All rights reserved'
description      'Installs/Configures glassfish'
long_description IO.read(File.join(File.dirname(__FILE__), 'README.md'))
version          '0.1.0'
depends "java"
depends "ark"

あとは起動

普通に起動してください。いい感じで

http://download.java.net/glassfish/4.0/release/glassfish-4.0-ml.zipからglassfish-4.0-ml.zipを取得
chefのcacheディレクトリ(Chef::Config[:file_cache_path])に展開
/opt配下へコピー
owner、groupの設定

あたりをしてくれます。
もちろん設定でパーミッション設定や、$PATHへの追加などなどインストールに必要なことはだいたいやってくれます。

まとめ

ark cookbookはかなり利用しやすいresourceを持っているのでぜひ使ってみてはいかがでしょうか?

Chefでソースアーカイブ取得→展開→ビルド→インストールするならark cookbookを使わない手はない

chef-ark

環境

試してみる

ark cookbookの準備

recipeの例

あとは起動

まとめ