前にバージョンの問題でエラーが出た時に調べたメモ
rbenvとは
rbenv lets you easily switch between multiple versions of Ruby. It's simple, unobtrusive, and follows the UNIX tradition of single-purpose tools that do one thing well.
(rbenvを使用すると、複数のバージョンのRubyを簡単に切り替えることができます。シンプルで邪魔にならず、UNIXの伝統を継承している。)
役割
~/.rbenv/以下で、インストールした様々なRubyバージョンを管理し、状況に応じて必要になるRubyのバージョンを切り替えて提供してくれる。
構成
~/.rbenv/ (ルートフォルダ )
~/.rbenv/shims/ (rubyやgemがインストールしてくれるコマンドのラッパーを保存するフォルダ)
~/.rbenv/version (グローバルに設定しているRubyバージョンを記録するファイル)
~/.rbenv/versions/ (その他のインストールした各種Rubyバージョンをインストールするフォルダ)
* 実際の実行コマンド: rake,gem,railsなど
~/.rbenv/versions/2.4.0//bin
* 標準のライブラリや、gemコマンドでインストールしたライブラリなど
~/.rbenv/versions/2.4.0/lib
* gemでインストールしたバージョン全てを見たい時は、
~/.rbenv/versions/2.4.0/lib/ruby/gems/2.4.0/gems 以下で確認できる
* マニュアルなど
~/.rbenv/versions/2.4.0/share
まとめると、
・上記フォルダ構造の中に、標準ライブラリやgemで追加インストールしたライブラリ、実行コマンドなどがすべて保持されている。
・OS内部に散らばらず、バージョンごとに一つのルートフォルダにまとめられる。
インストールと各種設定
* インストール
$ brew install rbenv ruby-build
# 初期化
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
* 上記の設定を有効にする
$ source ~/.bash_profile
# 必要なrubyバージョン一覧をみる
$ rbenv install -l
* 必要なrubyバージョンをインストール
$ rbenv install 2.4.0
# リハッシュする
$ rbenv rehash
* グローバル(デフォルトと思ってもらったらいいです)で使うバージョンを指定
$ rbenv global 2.4.0
* インストールできたか確認
$ ruby -v