インストール方法
raspberry piへのKivyのインストール方法はkivyの公式ページがありますが、その手順通りにインストールを行ったところ、ImportErrorが発生していたので、以下の方法をとりました。同様の問題に悩んでいたいる人がいたら参考にして下さい。
公式ページでのインストール方法
公式ページにおけるインストール方法では、翻訳版と最新版(英語)が存在しますが、自分はどちらの方法でもインストールする事が出来ませんでした。以下に翻訳版と最新版のURLを示します。pip listでもkivyはインストールされているのは確認できます。
・kivyインストール手順[翻訳版]
・kivyインストール手順[最新版]
自身でのインストール方法
自分のインストールといっても、公式ページと異なる点はCythonのバージョンのみです。しかし、依存関係もあると思うので、以下に自身の環境を示します。
ソフトもしくはハード | バージョン |
---|---|
Raspberry pi | Model 3 b+ |
ディスクイメージ | 2018-10-09-raspbian-sterech |
Python | 2.7 |
まずは公式と同様に進めていきます。
$sudo apt-get update
$sudo apt-get upgrade
$sudo apt-get install libsdl2-dev libsdl2-image-dev libsdl2-mixer-dev libsdl2-ttf-dev \
pkg-config libgl1-mesa-dev libgles2-mesa-dev \
python-setuptools libgstreamer1.0-dev git-core \
gstreamer1.0-plugins-{bad,base,good,ugly} \
gstreamer1.0-{omx,alsa} python-dev libmtdev-dev \
xclip xsel
次にCyhtonのインストールを行います。ここが公式と異なる点です。具体的には、Cythonをバージョンを指定してインストールするのですが、公式(翻訳版、最新版)の手順と同様のバージョンをインストールすると動きませんでした。なので、異なるバージョンを指定しました。
$sudo pip install -U Cython==0.25.2
Cythonは各kivyのバージョンにあったバージョンが必要になります。以下に対応表を示します。
kivy Version | Cython Version |
---|---|
1.10.1dev | 0.27.3 |
1.10.1 | 0.25.2 |
1.9.1 | 0.23.1 |
1.9.0 | 0.21.2 |
また、このバージョン対応に関しては、公式ページでも紹介されています。以下にURLを示します。
Cythonのインストール後は、公式と同様に進めていきました。
$git clone https://github.com/kivy/kivy
$cd kivy
$make
$echo "export PYTHONPATH=$(pwd):\$PYTHONPATH" >> ~/.profile
$source ~/.profile
上記の手順の中で、cloneした後にmakeが一番時間がかかる(自分は20分くらい)ので時間があるときに実行した方がいいと思います。
Finish Installing Kivy
インストール終了後には、kivyをimport出来るようになりました。Cythonのバージョンが異なる場合には、ImportErrorになるので、ImportErrorが発生している場合にはCythonのバージョンを確認した方がいいと思います。