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Railsで画像を保存する際のassets配下とpublic配下の違い

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Railsで画像を保存する際のassets配下とpublic配下の違い

Railsアプリケーションにおけるアセット管理は、画像、スタイルシート、JavaScriptなどの静的ファイルを効率的に扱うための重要な部分です。特に画像ファイルの配置には、assetsディレクトリとpublicディレクトリの2つの主要な選択肢があります。これらの違いを理解することは、Rails開発において重要です。この記事では、assetsディレクトリとpublicディレクトリの特徴と使い分けについて詳しく解説します。

assets配下に画像を保存する

assetsディレクトリの役割

概要

assetsディレクトリは、Railsアセットパイプラインの一部として機能します。アセットパイプラインは、JavaScriptファイル、スタイルシート、画像などのアセットを効率的に管理し、配信するための仕組みです。

特徴

  • プリコンパイル: assetsディレクトリに置かれた画像は、本番環境へのデプロイ時にプリコンパイルされます。これにより、ファイル名にユニークなフィンガープリントが付与され、キャッシュ管理が容易になります。
  • 圧縮・最適化: 画像ファイルは、パフォーマンス向上のために自動的に圧縮されます。

使用例

image_tag 'example.png'

このコードは、assets/imagesディレクトリ内のexample.pngを参照します。

public配下に画像を保存する

publicディレクトリの役割

概要

publicディレクトリは、Railsアプリケーションのルートに直接アクセス可能な静的ファイルを配置する場所です。アセットパイプラインを経由せずに直接参照されます。

特徴

  • 直接アクセス: ブラウザから直接URLを指定してアクセスできます。
  • プリコンパイル不要: プリコンパイルのプロセスを経ずに、そのままの形で配信されます。
  • エラーページなどの配置: カスタムエラーページなど、アプリケーション外部からのアクセスに必要なファイルを配置するのに適しています。

使用例

<img src="/example.png" alt="Example">

このHTMLは、publicディレクトリ内のexample.pngを参照します。

どちらを使うべきか

シナリオに応じた選択

  • アセットパイプラインの恩恵を受けたい場合: JavaScriptやCSSと一緒に画像も管理し、圧縮やフィンガープリントなどの機能を活用したい場合は、assetsディレクトリを利用します。
  • 直接アクセスが必要な場合: エラーページやメールテンプレートなど、アプリケーションの外部から直接参照される画像はpublicディレクトリに配置します。

まとめ

Railsにおけるassetsディレクトリとpublicディレクトリは、それぞれ異なる目的と機能を持っています。assetsディレクトリはアセットパイプラインを通じた管理と最適化のために、publicディレクトリは直接アクセスが必要な静的ファイルのために使用します。適切なディレクトリを選択することで、Railsアプリケーションの効率的なアセット管理とパフォーマンス向上が可能になります。

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