URLの構成と役割
インターネットを利用する際、URLは欠かせない要素です。この記事では、URLがどのように構成されているのか、そしてそれぞれの部分がどのような役割を果たしているのかを初心者にも分かりやすく説明します。
URLがWebサーバーに届くまで
IPアドレス:Webサーバーの「住所」
- 定義: IPアドレスは、インターネット上の各デバイスに割り当てられた一意の数値です。通常、32ビットの数字で表されます。
- 役割: インターネット上で、特定のサーバーやデバイスを特定するために使用されます。
DNSサーバー:住所変換の案内役
- 役割: ドメイン名(例:google.com)を、対応するIPアドレスに変換する役割を持つサーバーです。
- 重要性: DNSサーバーがなければ、私たちはウェブサイトにアクセスする際、覚えにくいIPアドレスを直接入力しなければなりません。
URLの構成と役割
スキーム:通信のプロトコル
-
例:
https://
-
説明: スキームは、ブラウザがサーバーと通信するためのプロトコルを指定します。主に
http
(非暗号化)やhttps
(暗号化)が用いられます。
ホスト:コンピューターの種類を特定
-
例:
www.
,db.
,localhost.
- 説明: ホストは、ウェブサイトがホストされているサーバーの種類や名前を示します。
ドメイン:特定のウェブサイトへの唯一のアドレス
-
例:
google.com
- 説明: ドメインは、ウェブサイトの一意のアドレスです。DNSサーバーによって、対応するIPアドレスに変換されます。
ポート:サーバーの「入口」
-
例:
:80
,:443
- 説明: ポートは、サーバーが特定の通信プロトコルで通信を行うための「入り口」です。HTTPはポート80、HTTPSはポート443が一般的です。ポートはURLに含まれることもあれば、省略されることもあります。
パス名:特定のページやリソースへの道筋
-
例:
/top
- 説明: パス名は、ウェブサイト内の特定のページやリソースを指します。
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
グローバルIPアドレス:世界で一つのアドレス
- 説明: グローバルIPアドレスは、インターネット上で唯一無二のアドレスです。外部からのアクセスに使用されます。
プライベートIPアドレス:内部利用のアドレス
- 説明: プライベートIPアドレスは、ローカルエリアネットワーク(LAN)内でのみ有効なアドレスです。同じLAN内ではユニークですが、異なるLAN間では同じアド
レスが存在しても問題ありません。
まとめ
URLは、私たちがインターネット上の情報にアクセスするための重要な鍵です。その構成要素を理解することで、ウェブサイトの仕組みや、なぜ特定のウェブページにアクセスできるのかが明確になります。また、IPアドレスやDNSサーバーの役割を知ることで、インターネットの基本的な仕組みについても理解が深まります。