0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

CIDRの仕組みと表記方法

Posted at

CIDRの仕組みと表記方法

インターネットは多くのデバイスが接続され、それぞれに固有のアドレスが割り当てられています。このアドレスを効率的に管理するためにCIDR(Classless Inter-Domain Routing)という技術が用いられています。ここでは、IPアドレスの基本から始め、CIDRの仕組み、そしてその表記方法について初心者にも分かりやすく解説します。

IPアドレスの概要

インターネット上の住所

IPアドレスは、インターネット上のデバイスを識別するための数値のラベルです。IPv4とIPv6の二種類が存在し、それぞれに異なるフォーマットがあります。IPv4は32ビットの数値で構成され、一般的に8桁ごとに.で区切り「192.168.0.1」のような形式で表現されます。

CIDRの基本

ネットワーク管理の効率化

CIDRは、IPアドレスをより柔軟に割り当てるための方法です。従来のクラスフルネットワーキングでは、IPアドレスの範囲が固定的でしたが、CIDRではこの制限をなくし、ネットワークのサイズを必要に応じて調整できます。

ネットワークアドレス部とホストアドレス部

IPアドレスは、ネットワークアドレス部とホストアドレス部の二部分に分割されます。CIDRでは、この分割の境界を柔軟に設定でき、異なるサイズのネットワークを効率的に作成できます。

CIDRの表記方法

例とともに解説

CIDR表記では、「IPアドレス/プレフィックス長」というフォーマットを使用します。プレフィックス長は、ネットワークアドレス部を表すビットの数を示しています。

具体例

例えば、「192.168.0.0/24」という表記があります。ここで、「192.168.0.0」はネットワークアドレスを示し、「/24」は最初の24ビットがネットワークアドレス部であることを意味しています。つまり、このネットワークは「192.168.0.0」から「192.168.0.255」までの256個のIPアドレスを持つことになります。

プレフィックス長の違い

プレフィックス長が異なると、ネットワークのサイズも変わります。例えば、「192.168.0.0/16」は、「192.168.0.0」から「192.168.255.255」までの65,536個のIPアドレスを含むことになります。

まとめ

CIDRは、IPアドレスをより柔軟に効率的に管理するための重要な技術です。ネットワークアドレス部とホストアドレス部を明確に区別し、必要なサイズのネットワークを作成することが可能です。CIDR表記を理解し、適切に使用することで、ネットワーク管理者はリソースを最大限に活用し、効率的なネットワーク設計を行うことがで

きます。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?