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コマンド操作の超基本(コマンド11選と関連基礎情報)

Last updated at Posted at 2023-11-28

コマンド操作の超基本(コマンド11選と関連基礎情報)

UNIXやLinuxシステムは、コマンドラインインターフェースを使って操作されます。効率的に作業するためには、基本的なコマンドを理解することが重要です。ここでは、UNIX環境での作業に役立つ基本コマンドを10選挙げ、それぞれの使用方法と機能を詳細に解説します。

基本コマンド

① ファイル作成: touch

  • 使用方法: touch ファイル名
  • 説明: touch コマンドは新しい空のファイルを作成するのに使用されます。既存のファイルがある場合は、その更新日時を現在の時間に変更します。

② ファイルの中身表示: cat

  • 使用方法: cat ファイル名
  • 説明: cat(concatenateの略)コマンドはファイルの内容をコンソールに出力します。複数のファイルを連結して表示することもできます。

③ ディレクトリの作成: mkdir

  • 使用方法: mkdir ディレクトリ名称
  • 説明: mkdir コマンドは新しいディレクトリを作成します。複数のディレクトリを同時に作成することも可能です。
  • -pオプションで同名ファイルが存在してもエラーを出さず強制的に作成する
  • -vオプションで作成した際、作成完了のメッセージを表示する

④ ディレクトリの移動: cd

  • 使用方法: cd ディレクトリ名
  • 説明: cd(change directoryの略)コマンドは、ユーザーを指定したディレクトリに移動させます。cd .. は一つ上のディレクトリに移動し、cd のみでホームディレクトリに戻ります。

⑤ カレントディレクトリの確認: pwd

  • 使用方法: pwd
  • 説明: pwd(print working directoryの略)コマンドは、現在作業中のディレクトリの完全なパスを表示します。

⑥ ディレクトリの中身確認: ls

  • 使用方法: ls
  • 説明: ls コマンドは、現在のディレクトリにあるファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。オプションを使うことで、詳細な情報や隠しファイルも表示できます。
  • -aオプションを用いて隠しファイルの表示も可能
  • -lオプションを用いて、ファイルやディレクトリの種類、パーミッション、所有者、サイズ、作成日時などの表示も可能です。

⑦ ファイルやディレクトリの移動: mv

  • 使用方法: mv 移動させたいファイル 移動先ディレクトリ(既存で存在するディレクトリ名)
  • 説明: mv コマンドは、ファイルやディレクトリを別の場所に移動するか、名前を変更するのに使われます。ディレクトリを移動する場合は -r オプションが必要です。

⑧ ファイルやディレクトリの名称変更: mv

  • 使用方法: mv 変更前名称 変更後名称(既存で存在しない名前)
  • 説明: mv コマンドは、ファイルやディレクトリを別の場所に移動するか、名前を変更するのに使われます。ディレクトリを変更する場合は -r オプションが必要です。変更後の名称を移動先と一緒に設定することも可能mv before.txt ../after.txt

⑨ ファイルやディレクトリのコピー: cp

  • 使用方法: cp コピー元名称 コピー先名称
  • 説明: cp コマンドはファイルまたはディレクトリをコピーします。ディレクトリをコピーするには -r オプションを使用します。

⑩ ファイルの削除: rm

  • 使用方法: rm 削除したいファイル名
  • 説明: rm コマンドはファイルを削除します。ディレクトリを削除する場合は -r オプションが必要です。
  • ゴミ箱のように削除後復元することは出来ない

⑪ 空のディレクトリを削除: rmdir

  • 使用方法: rmdir 削除したいファイル名
  • 説明: rmdir コマンドは空のディレクトリを削除します。サブディレクトリが存在する場合は削除されません。

⑫表示or追記or上書き: echo

  • 使用方法: echo 表示したい内容
  • echo 追記内容 >> ファイル名
  • echo 上書き内容 > ファイル名
  • 説明: ファイルの内容をCommandから上書きしたり追記します。

ディレクトリの種類

  • カレントディレクトリ: 現在作業中のディレクトリ。
  • ホームディレクトリ: ユーザーの作業の起点。
  • ルートディレクトリ: システムの最上層に位置するディレクトリ。

相対パスと絶対パス

  • 相対パス: カレントディレクトリを基準に設定するパス(/から初めなくて良い)
  • 絶対パス: ホームディレクトリを基準に設定するパス(~/から始める)

ショートカットキー

  • Tabキー: コマンド名やファイル名の自動補完に使用。
  • 上下矢印キー: コマンド履歴を参照。
  • Ctrl+L:画面がクリアされて1行目だけが表示される
  • Ctrl+C:実行中コマンドの終了

UNIXコマンドを理解することで、効率的な開発環境を構築し、作業の速度を大幅に向上させることができます。これらのコマンドは、日常的な操作に欠かせないツールです。練習を重ね、これらの基本コマンドを完全にマスターしましょう。

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