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AWSの使用はどういう時に料金がかかるのか

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はじめに

インフラを構築する際にはAWSを使う機会も
多くなるのではないかと思います:point_up:

しかしながら、学習をしていく中で
AWSに触れ始めた段階だとAWSに料金が
かかることがあるのは知っていても、
具体的にどこで料金がかかるのか分からず
不安もあると思います。

ですので、AWSの料金について整理したいと思います。

  • どのサービスにお金がかかるのか
  • 具体的にどんなときにお金がかかるのか

という視点で見ていきたいと思います:raised_hands:

AWS料金の基本

まずAWSの料金体系についてです。

AWSでは主に「従量課金制」が採用されています。

これは、使用した分だけ料金が発生するというシステムで、
例えばサーバー(EC2)を1時間稼働させたら1時間分の料金、
ストレージ(S3)に1GBのデータを1ヶ月保存したら
1GB・1ヶ月分の料金が発生します。

また、AWSは「無料利用枠」を提供しています。
これは入会後12ヶ月以内の新規ユーザーが
AWSのサービスを試すことができる制度で、
一定の範囲内であれば無料で利用することができます。

ただし、無料利用枠はサービスごとに異なります。

サービスによっては仮想のマシンには無料利用枠があるけど、
ストレージには無料利用枠がないというように、
無料利用枠だけで0円で必ずしも利用できるわけでもないので、
注意が必要です:bow_tone2:

EC2 (仮想サーバー)

EC2は自分だけのコンピューター(サーバー)を
クラウド上に作るサービスであり、
料金は主に次の要素によって決まります

インスタンスタイプ
CPU、メモリ、ストレージの性能に応じて
様々なインスタンスタイプがあり、その性能によって料金が変わります。
稼働時間
稼働させている時間に応じて料金が発生します
停止している時間は基本的に料金は発生しません。
ストレージ
使用するストレージの種類(EBSやインスタンスストア等)と
サイズ(容量)により料金が発生します。

無償で利用する条件

  • t2.microまたはt3.microインスタンスを月間750時間以内で使用
  • 複数のインスタンス使用の場合はそれらの合計時間となります

EC2をウェブサーバーとして利用してAWS外部への
データ転送する場合には料金がかかります

ユーザーのブラウザにウェブページの
データ(HTML、CSS、JavaScript、画像など)を送信する場合などです

S3 (オブジェクトストレージ)

S3はファイルや画像などのデータを
保存するためのオンラインの保管箱のようなものとなります。
これについての料金の要素は
以下によって決まります

ストレージ量
保存しているデータの量に対して料金が発生します。
ストレージクラス
よく使うデータ、たまにしか使わないデータ、ほとんど使わないデータに対して、それぞれ適した保存場所を選べば、費用を節約できます
データ転送
AWS外部へのデータ転送量により料金が発生します。

無償で利用する条件

  • ストレージを5GB以内で使用
  • GETリクエストが月間20000回、PUT/COPY/POST/LISTリクエストが月間2000回以内。

EC2と同じくユーザーのブラウザにウェブページのデータ(HTML、CSS、JavaScript、画像など)を送信する場合などでAWS外部へのデータ転送する場合には料金がかかります

RDS (リレーショナルデータベースサービス)

これは管理が簡単なオンラインの
データベースを提供するサービスです。

こちらの料金の要素は以下により決まります

RDSのストレージには無料利用枠がなくストレージの使用料が発生します。
ですので、インスタンス単体には無料利用枠がありますが、
サービスの利用に際して料金が発生するのは避けられません

データベースインスタンス
DBインスタンスの種類(MySQL, PostgreSQL, Oracle等)とその性能(CPU, メモリ, ストレージ)により料金が発生します。
稼働時間
データベースインスタンスが稼働している時間に対して料金が発生します。
ストレージ
使用するストレージの種類(汎用SSD, プロビジョンドIOPS SSD等)と
サイズにより料金が発生します。
バックアップ
バックアップの保存期間や量により追加料金が発生することがあります

無料利用枠

  • db.t2.microインスタンスを月間750時間以内で使用
  • 対応するデータベースエンジン(MySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle BYOL、SQL Server Express edition)を使用。

以上のようにEC2とS3は開発やテストの場面では、
無料利用枠内で無償で利用することも可能です。

料金が発生するというと、
どのくらいの請求がくるのかとかこわいですが、
自分のAWSの使用目的(学習用?サイト公開?)に沿った
利用をすれば料金を抑えることが出来ます:point_up_2:

AWSは便利で人気があるサービスなので、
使いこなせるようになりたいですね!

お疲れ様でした:relaxed:

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