開発用に個人の端末で puredata (旧称 netezza) を動かす方法。FPGAは流石にないのでエミュレータとしてVMイメージの形で配布してある模様。
PC上でメモリ5GBで動く! Netezza Software Emulatorを使ってみた の補足程度の内容。チラ裏。
Netezza Software Emulator をダウンロードする
にアクセスして、IBM Developer アカウントを作ってログインしたのち、ダウンロードする。
ダウンロードするときに、 Download Director
なる謎のなにかを使うか、http を使うかの選択肢がある。http を使うと3時間かかるらしいが、Download Director を使うと18分ぐらいですむようなので、我慢して Download Director
側を選んでそれをインストールし、それを使ってダウンロードさせた。
.ova ファイルがダウンロードされる。これは汎用フォーマットなので VMWare にも VirtualBox にもインポートできる。
VMWare Fusion で起動する。
ダウンロードした .ova ファイルをインポートして起動した。特別に設定したのは以下の項目
Intel VT-x を有効化
VMWare の設定 > プロセッサとメモリ > 詳細オプションを開く > Intel VT-x ... を有効にする
セキュリティとプライバシーを設定
/dev/vmmon を開くことができませんでした : パイプが壊れています
というメッセージが出た。
macOS の環境設定からセキュリティとプライバシー > 一般 から VMWare を許可すると治った。
VirtualBox で起動する → できない
ゲストからインターネットに出る && ホストから puredata にアクセスできるように、ネットワーク構成をアダプタ2つ(NAT+ホストオンリーアダプタ)にしようとするとイメージが対応しておらず起動できなかった。ホストオンリーアダプタだけにしても同じエラー。NATだけにすると起動はしたが、ホストから puredata に繋がらないので意味がない。
かつ Intel VT-x アクセラレーションはデフォルトで有効になっているにも関わらず、有効にしろとのエラーメッセージが出た。
ログインとか簡単な使い方
こちらのページが便利なのでそちらをみてね > PC上でメモリ5GBで動く! Netezza Software Emulatorを使ってみた
もっと便利に && トラブルシューティング
ssh でログインする
sshd は動いているようなので nz ユーザの ~/.ssh/authorized_keys
に公開鍵をおけば nz ユーザでホストから ssh ログインできた。github に登録している公開鍵を持ってくると楽チン。
$ wget -O ~/.ssh/authorized_keys https://github.com/ユーザ名.keys
$ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
System is not 'Online
$ nzsql
SYSTEM.ADMIN(ADMIN)=> select * from test..test1;
ERROR: System is not 'Online'
おそらくまだ Online 状態になっていない。
$ nzstate
System state is 'Discovering'.
以下のように状態が遷移するので待つ必要がある。ref. Netezza 起動時のシステム状態
- Stopped
- Discovering (検出中)
- Initializing (初期化)
- Pre-online (プレオンライン)
- Resuming
- Online (オンライン)
nzhw などで状況を確認。Online になるのを待つしかない。
$ nzhw
Description HW ID Location Role State Security
----------- ----- ---------- ------ ------- --------
Rack 1001 rack1 Active Ok N/A
SPA 1002 spa1 Active Ok N/A
SPU 1003 spa1.spu1 Active Booting N/A
Disk 1004 spa1.disk1 Active None Disabled
Disk 1005 spa1.disk2 Active None Disabled
Disk 1006 spa1.disk3 Active None Disabled