言い訳: 一旦考えをまとめて公開、更新の余地があります。
モチベーション
半年ほど前、職場で組んでいた3人のチームで約1年の間に経験した奇跡的に楽しかった記憶を元に考察したチームマネジメントの要諦を遺して置きたい。メンバーへの感謝の気持ちも込めて大層なタイトルだが、これでお願いします。
何が楽しかったか(理想のチーム像)
それぞれの個性、スキルを活かしてメンバーもチーム(での活動)も改善を続け、成長した実感があった。プロジェクト運営も不安は少なく、社内にもいくつかフィードバックをして活動が広がった事もあった。そして、なにより、メンバーの仲が良くて尊敬しあっていた。チームが解散した後も、親しく集まって懐かしめるのが証左かと思う。
背景
簡単に仕事内容を書くと、クライアントに常駐しているデータ分析のコンサルタントで主にマーケティング分野の分析を行っている。対象PJTが、クライアント内で新しい部署への常駐開始で、チームメンバーも過去に組んだ事が無かったのでチーム運営はそれぞれの経験を持ち寄った。メンバーは、割と年齢はそれぞれ離れていて自分が30代後半で中途採用で職種も転々、もう1人が30代の中途採用でコンサル出身、最後の1人は20代の院卒プロパーでプログラミングスキルに定評があった。データ分析の文脈の中では有るが、各々のバックグラウンドも多様だった。全員が、比較的、個人の成長に価値を置いている点では同質的でもあった。
戦略
- ルール(習慣)を決める
- 相互理解を深める
- 手軽にはじめ、できる事を続ける
ルール(習慣)を決める
過去に、Googleの研究も出たが、全員が尊重するルールを決める事には注意を払った。隔週で、チーム改善についてのMTG.の時間も設け、様々な会議体やルールを作って実施してみた。
- 朝会とタスクリストの共有
- 3分hacking (ミニ勉強会)
- スプリント更新
- チームよくする会議
- 合宿
- No Talking Day
相互理解を進める
実は、「飲み」はあまり無かった。ランチは上記の通り最初は意識的に一緒に行くことにして習慣化した。ツールも利用しながら、お互いの状況を可視化して判るようにすると共に、相談する機会もしきいを低くした。また、ランチ以外にも業務外で話す機会を組み込んでお互いの背景を理解できる機会があった
- Confluence
- JIRA
- Jupyter Notebook
- Github
- チャット(Slackライク)
- バタフライボード
- 1 on 1 MTG.
- ストレングス・ファインダー
- PMBOKを参照したリスク把握
- ランチログ
- Campfire
手軽にはじめて、できる事を続ける
新しいルールや取り組みは、スプリント更新時や隔週のチームよくする会議で話されて、(ゆるく)担当を決めて開始した。次の会議のタイミング等で定期的に見直して続けられてないものは廃止した。開始前も、手間がかかりそうな事などは極力簡素化した
以下は、開始したが早期に終了したもの
- コードシェアリング
学習目的と(情報共有による)業務効率化の間で目的が不明確になり止めた - 長期的にメンバーがやりたいテーマを話す会議
クライアント提案に組み込む意図だったが、日々の分析から発展する形での提案が進み、やる目的が曖昧で準備も煩雑だったので止めた - ランチタイムアタック
ランチ時間の注意も楽しむ為、その日の担当が規定時間にピッタリ席に帰って来れたら他のメンバーが奢るルールだったが、一定期間やった後は形骸化したので止めた
END