はじめに
この記事は、GuestAdditionがインストールできないときに、疑ってみると良いことを備忘録のように、書いています。
具体的な解決方法は、載せていませんので、ご了承ください。
ちなみに、筆者は解決までに3時間を無駄にしました。依存パッケージをインストールしたり、再起動も確認しました。しかし、メモリをもっとゲストOSに割り振ってあげればよかっただけでした(経験談)
概要
VirtualBoxで仮想マシンを使いたいときに、VirtualBox Guest Additionsをインストールしたいことがあります。失敗しても、適当に記事を検索して、試行錯誤するとインストールが成功します。しかし、改善しないことがあります。その時は、ユーザー固有の環境や設定が原因を疑ってみてください。ユーザー固有の問題だと、検索しても具体的な解決方法が載っていないので、解決できないことが多いです。もし時間が限られているハンズオンに参加しているなら、無駄に時間を消費しないためにも、GuestAddionsを使わない手段を考えることも、良い解決策でしょう。(ホストからSSH接続して使うなど)
さて、この記事では、そういったGuestAddionsがインストールできないときに、疑うべき項目について整頓しておきます。
疑うべき事項
- 依存パッケージがインストールされていない
- GuestAddionsをインストールするときに必要なものです。それが足りてないことがあります。
- CentOS8.0における、解決策の一例を下記「依存パッケージインストールの例」で、説明します。
- 足りていないパッケージは個々に異なるので、すべて網羅することはできません。そこで、エラーメッセージを見たり、ログを確かめて、足りないパッケージをインストールしましょう。
- 再起動をしていない
- 再起動後にGuestAddionsは有効になるため、なぜ成功しなかったか問題がわからなかったら、とりあえず再起動してみましょう。再起動を忘れてるだけかもしれません。
-
ゲストOSに振っているリソースが足らない
- ゲスト環境に、十分なリソースを渡していないと、インストールが失敗するケースがあります。このケースでの失敗は、検索しても、解決策が出てこないことが多いです。個々の環境で異なる部分だから、明確な解決策がありません。
- だいたい、ビデオメモリー、メモリー(RAM)を多く渡してあげると解決します。
- 例(注意: ゲストOSによって、動作推奨環境は異なる)
- メモリー
- 2048Mb→4096Mb
- ビデオメモリー
- 10Mb→50Mb
- メモリー
依存パッケージインストールの例 (例:CentOS 8.0)
依存パッケージで問題が解決するときはだいたい下記のように、依存パッケージをインストールすることで解決します。
下記は、CentOS8.0のときの事例です。
1.システムをアップデートします
yum update
2.依存パッケージをインストールします
yum install bzip2 gcc make perl kernel-devel kernel-headers elfutils-libelf-devel
3.VirtualBox Guest Additionsインストールします
4.再起動
5.インストール成功
おわりに
割と、ゲストOSに割り振っているメモリー容量が足らないとか、気づきませんよね。もし共感できる方はいいねしてください。
同じとこで詰まってしまった方が、早く気づいて無駄な時間を浪費しないと良いです。