【Go】pgxを使用した際にSQLを連続で発行しようとすると「conn busy」エラーが起きる

概要

GoのSQL用ライブラリsqlcで、PostgreSQLに接続する際はpgxというライブラリが公式では使用を案内しています。ただ、sqlcのドキュメントGetting started with PostgreSQLに沿って実装すると、SQLを連続で投げた発行した場合にconn busyというエラーが発生します。
接続周りのエラーということはメッセージから推測できますが、ではどうやって対応するかということをメモ書きします。

前提

• 使用したpgxのバージョンはv5.7.5です。

対応案

対応方法はいくつかあると思いますが、stackoverflowの"conn busy" error when executing update against result from queryの回答で紹介されているconnection poolを使う対応が良いかなとは思いました。connection poolを使う実装は、sqlc と pgxpool でトランザクションが参考になります。

実装サンプル

コネクションプールを作成して、クエリのオブジェクトを取得するサンプル実装は以下になります。

// DBの接続文字列から設定を取得
config, err := pgxpool.ParseConfig(os.Getenv("DB_CONNECT"))
if err != nil {
	panic(err)
}

// 接続プール設定
maxConn, err := strconv.Atoi(os.Getenv("DB_MAX_CONNS"))
if err != nil {
	panic(err)
}
minConn, err := strconv.Atoi(os.Getenv("DB_MIN_CONNS"))
if err != nil {
	panic(err)
}
config.MaxConns = int32(maxConn) // 最大接続数
config.MinConns = int32(minConn) // 最小接続数
config.MaxConnLifetime = time.Hour * 2
config.MaxConnIdleTime = time.Minute * 30

// プールの生成
pool, err := pgxpool.New(context.Background(), config.ConnString())
if err != nil {
	return nil, err
}

// クエリのオブジェクト取得。クエリの取得後は通常のConnectと同様の実装になる。
queries := db.New(pool)
defer pool.Close()