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技術に自信がない若手エンジニアは転職活動をした方がいい

Last updated at Posted at 2024-01-28

自己紹介

新卒で入社して、バックエンドエンジニアの経験がまるまる3年くらい。
サービスの規模が大きく、歴史も長いため、運用・保守が業務の大半を占めています。そのため、新規開発をする機会があまりなく、身に付いたのはドメイン知識や社会人力が中心になっていました。
言語はPHPしか使っていません(既存のコードの継ぎ足しや修正しかしていないので果たして使っていると言えるのか・・・)。フレームワークも既存で導入されているLaravelやらFuelやらを触っていますが、正直ノリで使ってるので理解しているかと言われると微妙なところ。筆記テストとかしたら余裕で赤点とると思います。学生自体にPythonとかJavaとか使ってはいましたが、同じくノリで使ってたのでこれらも自信なし。
基本情報やAWSの資格を取ったり、それらについてのなんとなくの知識は少しだけ知ってるよ、みたいな顔ができるくらいのレベル。

転職活動をしてみた

うちの会社に入った新卒はだいたい3年目を目安にいなくなることが多いらしく、先輩や同期も辞めていくので、いっちょやってみっか、って感じで転職サイトに登録してみました。年収上がったら嬉しいし。
という感じで適当に転職活動してたら結構絶望したのでそれらを列挙してみます。

絶望ポイント1

転職活動するときは新卒の就活同様にアピールするための書類を提出しますが、新卒の就活と違うのは全部事実ベースで書く必要があること。エントリーシートみたいに見せかけの詐欺みたいなアピールは難しいです。まあやってる人はいるのかもしれないけど。自分は性格的に無理でした。
これを書いていると何が辛いって、自分の今までの業務で人様にアピールするようなことが特にないんです。そりゃあ当時の自分の中では結構なチャレンジだったこともありますが、そんな案件ばかりある訳でもなく。運用保守が多いと案件の性質も似てくるので、たいして書くことがなくなってきます。

絶望ポイント2

求人には募集必須条件がありますが、その中に「〇〇(開発言語・フレームワーク)を使った経験」とかがあります。自分が行きたいと思った志向も一因にあると思うのですが、だいたいその経験が足りてなかったです。PHPだけできていればいい、という求人はそこまでない印象でした。サーバーサイドをやるにしろ、AWSの知見が必要だったり、マネジメントができたり、何かしら求められます。中途で採用する以上、即戦力を求められるので技術的なハードスキルは必須でした。
冒頭で申したように、PHPがちょっとできるかな?程度だと必要とされないようです。

絶望ポイント3

そんなんでも第二新卒枠なら書類通過することもありました。面接の感じも良好で、エージェント経由でもフィードバックの結果も良好でした。
よっしゃあと思ってたら、SPI受けてくれ、との連絡が。SPIってなんか中学数学みたいなやつとか論理パズルみたいなやつとか、そんなに難しい印象はなかったので、余裕ぶっこいて受けたら惨敗しました。
3回くらい受けて全部ボロボロ。簡単な連立方程式解くのすらできなかった。家を先に出た弟を自転車で追いかける兄貴の問題のところでリアルに泣いた。

絶望ポイント4

正直自分は技術にそこまで興味があるという訳ではなく、ユーザーの利益があればどの技術使ってようがどうでもいいじゃん、って思ってます。
なのでそれを素直に言いました。面接で。
そしたら「やる気が感じられない」とフィードバックされました。
期間が空いたから分かったことではあるんですが、自分の思考って技術力がないことからの逃げの言い訳としての側面もありました。もちろん今でもユーザー第一という思考は変わらないですが、技術に興味なし、というのは当時の心の弱さから出てきた強がりだったのかもしれないです。

転職活動をしてみて

社内の一つの組織しか知らなかったので理解していませんでしたが、現状の自分は市場的に価値がないということが分かりました。
多少分かってたのでそこまでショックではなかったですが、やっぱり精神的に少しきつかったです。
ただ、自分の市場価値を知れたことは大きかったと思います。

正直自分のやりたいことがまだはっきりしてないので、具体的にどういうキャリアを積んでいけばいいかは分かっていません。そんなの決まっている人の方が少ないと思いますが。
だから、とりあえず偏差値を上げて選択肢を広げるというイメージで、やれることを増やしていこうと思えるきっかけになりました。そういう意味では、転職活動って自分の偏差値を知れる模試のようなものだな、と思いました。

なので、同じように悩んでいる人はまず模試を受けてみてもいいのかもしれないですね。

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