discord.py Button,SelectMenu追加方法

更新

ソースがなかった為追加しました。

前書き

discord.py2.0ではボタンとセレクトメニューが追加され非常に豊かな表現が出来るようになりました。
本書執筆現在ではなかなか調べても情報が出てきませんので、備忘録として本書を執筆しました。

この記事で出来ること

• コマンドから任意の文字の入ったボタンを複数件作成する
  

• コマンドから複数要素が入ったセレクトメニューを作成する
  

作者環境

• Python 3.8以降
• discord.py 2.0.1
  * 執筆時点の最新バージョンです。

discord.py 2.0インストール

pip install -U discord.py

コマンドから任意の文字の入ったボタンを複数件作成する

コードは以下になります。

Buttonサンプル

class HogeButton(discord.ui.View):
    def __init__(self,args):
        super().__init__()

        for txt in args:
            self.add_item(HugaButton(txt))
class HugaButton(discord.ui.Button):
    def __init__(self,txt:str):
        super().__init__(label=txt,style=discord.ButtonStyle.red)

    async def callback(self, interaction: discord.Interaction):
        await interaction.response.send_message(f'{interaction.user.display_name}は{self.label}を押しました')

@bot.command()
async def makeButton(ctx: commands.context,*args):
    await ctx.send('Press!', view=HogeButton(args))

---

makeButtonコマンドで任意の数ボタンを出すことが出来ます。

もちろん引数を増やせば要素を増やすことが出来ます。

class HugaButton(discord.ui.Button):
    def __init__(self,txt:str):
        super().__init__(label=txt,style=discord.ButtonStyle.red)

    async def callback(self, interaction: discord.Interaction):
        await interaction.response.send_message(f'{interaction.user.display_name}は{self.label}を押しました')

注意する点としてこちらは処理はcallbackで定義すると動作しないと言う点です。
理由としてButtonクラスの上位クラスであるitemクラスにcallbackをオーバーライドしているからです。

コマンドから複数要素が入ったセレクトメニューを作成する

コードは以下になります。

SelectMenuサンプル

class HogeList(discord.ui.View):
    def __init__(self,args):
        super().__init__()
        self.add_item(HugaList(args))

class HugaList(discord.ui.Select):
    def __init__(self,args):
        options=[]
        for item in args:
            options.append(discord.SelectOption(label=item, description=''))
    
        super().__init__(placeholder='', min_values=1, max_values=1, options=options)

    async def callback(self, interaction: discord.Interaction):
        await interaction.response.send_message(f'{interaction.user.name}は{self.values[0]}を選択しました')

---

makeListコマンドで任意の数ボタンを出すことが出来ます。

---

こちらについても要素数は自由に増やせます。

---

選択した際の処理についてはHugaListクラスのcallback内に記述することで動作します。

class HugaList(discord.ui.Select):
    def __init__(self,args):
        options=[]
        for item in args:
            options.append(discord.SelectOption(label=item, description=''))
    
        super().__init__(placeholder='', min_values=1, max_values=1, options=options)

    async def callback(self, interaction: discord.Interaction):
        await interaction.response.send_message(f'{interaction.user.name}は{self.values[0]}を選択しました')

---

こちらも処理もcallbackで定義する必要があります。理由についてはButtonと同じです。

今回のソース

参考ページ