コンピューターシステム株式会社 Advent Calendar 2022 の1日目の記事です。
今回は、社長の言葉をAIに学習させて、普段聞けない事をAIに聞いてみようと思います。
本記事では、PythonでGPT-3のAPIを利用します。
GPT-3
GPT-3(Generative Pretrained Transformer)はOpenAIが開発している最大1750億個のパラメータを使用できる文章生成言語モデルです。
2020年9月にマイクロソフトが独占ライセンスを取得し、2021年5月に、Microsoft Power Apps 内でGPT-3を利用して、言葉からソースコードを自動生成する機能を発表しました。
Microsoft Azure でも利用でき、文章の自動生成などで活用されています。
GPT-3が書いたことを伏せたオンライン記事がニュースサイトで、ランキング1位を獲得するなど、人間並みに自然な文章を実現している。ただし、GPT-3を含む「言語AI」の言語処理は「定量的アプローチ」であり、人間の言語能力とは根本的に異なる
利用方法
OpenAPIでアカウントを作成後、API Keyを入手することで利用する事ができます。
API経由でなくても、playgroundというGUIが用意されており、ブラウザ上で動作させることも可能です。
本記事では、Pythonを利用して動作させます。
ソースコード
import openai
openai.api_key = "ここにAPI KEY"
start_sequence = "\n社長:"
restart_sequence = "\n私: "
prompt = '''社長の言葉です。
社長:ここに社長の言葉
私:ここに質問
社長:'''
response = openai.Completion.create(
engine='davinci',
prompt=prompt,
max_tokens=200,
stop="\n")
print(prompt+response['choices'][0]['text'])
社長の言葉は、弊社のメッセージの内容を全文貼り付けました。
色々聞いてみた
Q:会社の魅力は何ですか?
A:時代に合わせて会社のコンセプトや方針も変化させながら進化を続ける企業。とくにコミュニケーション、交流がとっても丁寧です。
初回の質問での精度の高さに感動しました。
Q:この先のビジョンを教えてください
A:既存の体制で業界トップのIT人材教育を目論んでいます。例えばLSI/FPGA、マザーボードその他能力を発揮する環境は教育するだけの環境でなければなりません。
MCS(Most/Customer/Satisfaction)Learningにより、当社は体系化されたIT教育体制を構築し多くの成果を上げることができます。
学習に使った言葉が、キーワードとして登場していますね
Q:学んでおくべきプログラム言語は何ですか?
A:Go言語です(笑)
(笑)の衝撃
Q:(笑)?もう一度聞きますが、学んでおくべきプログラム言語は何ですか?
A:言語に限らずなんですが、システムというのは要素技術同士の組み合わせでできている単位ではあるかもしれませんが、
その全体を通して機能を理解、実現できるのはもちろん社員なのです。そのためには、社員自身が重要であるということです。
社員が重要と逃げられてしまいました。
Q:資格は重要でしょうか?
A:資格は確かに重要です。それはキャリア形成のきっかけにもなりますし、活躍の場を広げることができます。
おっしゃる通りです。頑張ります。
Q:若手に一言お願いします。
A:若手スタッフには、皆さんの今までお社に伺い、その人柄と素晴らしい育ったお顔立ちに、少しでも支えられるように自然とその夢を語らせて頂いております。
少しでも受け継いで欲しいと思って接しております。
上手く質問を理解できなかった模様。顔立ちとか関係ない言葉が並んでます。
Q:ベテランに一言お願いします。
A:Northrop向け資料提供社パートナー向けの視察社会勉強会と他興味のある方はお声をかけてくださいね。(会場から皆さんはじめてんこもり)
これ系統の質問は難しそうです。はじめてんこもり。。。
Q:給料は上がりますか?
A:そうですね・・・・・、過去5年ほど一生懸命されているからそろそろ賃金もあげたい、
そう思うでしょうがせっかく1Fの同僚代理人と話したのに伝わらない情報ですよ。
いろいろな交渉技法を用いて本人にも言って頂けますか? 時間が許すなら無料で教えます。
えっ!?どういうこと?
Q:AIについてどう思いますか?
A:AIって何だと思いますか?
こんなパターンもあるのですね。質問返し
Q:テレワークについてどう思っていますか?
A:全国、テレワークは増えていると思います。しかし、単なる個人でのやり方ではなく、社内でのやり方を含めたものです。すべてをテレワークというわけではないと思います。
なるほど。
Q:Qiita Advent Calendar 2022の参加についてどう思いますか?
A:そこにあるかもしれません。
「2020年は20周年です。ほんとうに2020年?とでも思ってしまうほど、時の経つのは早いものですね。
私は当社のこうした成長のお手伝いができたことは嬉しく、感謝の思いをいだいています。本当にありがとうございます。
何の話でしょうか?
Q:来年も参加していいですか?
A:もちろん!来年も我々に力を貸してください。
約40名の社員・関係者が集まり、会社の臨時総会としては上記の決議案をまとめた。(中略)臨時総会は日曜日の午後4時ごろに終了。
2泊3日の長電話班は相変わらず少し休ませていただいて返ってきた。
「会社の臨時総会としては上記の決議案をまとめた。」すいません、軽い気持ちだったのですが、大事になってしまった
Q:Qiita Advent Calendar に来年も参加していいですか?
A:来年もよろしくお願いします。
ここで気づきました。日本語特有の主語を察する書き方だとAIがうまく認識できないことに
Q:主語が省略されると認識できないですか?
A:わかりませんよね。私のほうも二重目痛です
わからないと判断しました。二重目痛ってAIジョークか何かかしら
Q:この記事を見ている方にコメントをお願いします。
A:「人と人とのつながり」が実は大きな推進力になることを学んでいただければと思います。
すいません、この記事は、そんな壮大な話ではありません。
Q:カタールWカップで日本は勝ちますか?
A:この試合では2対0の悪いスタートになりましたが、これでもまだ日本が最後まで戦ってくれる可能性はあると信じています。
ただ、今はまだ誰にもわからないと思います。ただ、背中を押しています。勝てば、応援に来ていただけるでしょう。
どの試合の話だろう。。。
Q:最後に何かどうぞ。
A:上記にはあらゆる情報が含まれていますが、お気軽にWebサイトにあるお問い合わせフォームよりご連絡、又は、社員ともシェアしていただけると幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
良い締めになった!!
最後に
今回、色々と試してみましたが、一昔前のAIよりも格段に進化している事が感じられました。
パラメータについては、ほとんど調整しておりませんでいたが、調整次第で制度が上がるのではないかと思います。
皆様も、普段聞けないことを聞いてみてください!!
参考