nordicのbleモジュールの技適
仕事でbleモジュールを使いたいのだが、nordicの公式SDKよりもzephyr
のほうが断然使いやすい。nrf5340は公式SDKでサポートされていないようなので、Nordicとしてもzephyrで開発を推奨しているのだと思われます。しかし触ってみて、デュアルコアモジュールで手に余る部分が出てきたので、開発対象をnrf5340以外に変更。
ここで以前から疑問に感じていて、ネットで調べてもよく分からない問題が1つあり、それがzephyrの技適問題。今回使いたいと思ってるやつが公式SDKの時代に世に出ており、そのモジュールの技適は公式のソフトデバイスでないと通らないのではないかと、素人ながらに感じておりました。
まあいいや、どーせ5340で開発するし興味ないな、、、と思っていたのが、ラーニングに時間かかっちゃいそうだったので、公式SDK時代のモジュールでzephyr、どうにかならないかと思った次第です。
KAGAFEI株式会社の方に問い合わせをしてみました
どのモジュールについて問い合わせたのかは諸事情で伏せるとして、私が問い合わせたモジュールはphyで電波法を通しており、zephyrで実装していても、その範囲なら技適範囲内である、との解答でした。
ちなみに私がターゲットとしているモジュールの総務省の技適データベースには、以下の通りに書いてあります。(一部抜粋)
- 電波の型式、周波数、電力 : F1D 2402〜2480MHz(2000kHz間隔40波), 2402〜2480MHz(1000kHz間隔79波) 0.00631W
G1D 2405〜2480MHz(5MHz間隔16波) 0.00684W/MHz
つまり、LE 1M-PHY, 2M-PHY, CODED-PHYの電波を0.00631W(8デシベルミリワット)までであれば、zephyrであろうが何も問題ない、ということです。良かった。
なぜモジュール名を伏せたいかというと、あんまりネットに細かく書いちゃうとみんなそれを買いたくなるのではないかと心配だからです。我ながらなんともしみったれた考えですが、まだまだ半導体の流通は先行き不透明ですので。
2022年11月7日