概要
今までeagleを使っていたけれど、フリーでSTEPファイルのexport機能も充実しているkicadを今後使っていこうと思うので、JLCPCB向けのDRCとgerberファイルの出力のやり方をメモ。
JLCPCBはElecrowの用にdrc用.druファイルやcamプロセッサ用.camファイルがないので、パターンクリアランスなどは公式サイトを見ながら手入力します。
環境
- Windows 10 64bit
- Kicad 5.99.0-2849-g8bca145b75 (Nightly-build)
私がインストールしたNightlyは こちらの2020年8/19バージョンです。多分ご覧になる方は同じのをダウンロードできないと思いますが、ご参考まで。
Capabilities
JLCPCBのホームページ上の方のメニューからCAPABILITIESのリンクに飛ぶ。
同ページにデザインルールが細かく書かれている。
KicadのBoard Setup
前節のデザインルールの数字ををKicadのPCBNEW -> File -> Board Setup に反映させる。次の写真のようになる。
Gerberファイルの出力方法
公式の通りなので詳しくは書かないけれど、注意点をいくつか追加:
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Nightlyのため、設定画面が少し違うが、ドリルデータの出力の時NPTHとPTHが1つのファイルになるように設定すること
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Nightlyのためか、ドリルデータがKicadのGerber-Viewerにうまく反映されないようであるが、JLCPCBのGerber-Viewer上では問題ないように見える。納品されたら、要確認。(執筆時点で発注した直後)。
安倍さんには辞めてほしくなかったですが、致し方ないですね。再登板も見据えて今後も頑張ってほしいです。
2020年9月1日