はじめに
知ってはいたけど言語化したことなかったので後学にもなるため書いてみました。
ビルドで使用する開発用語→ビルドとは→ビルドの流れ→ビルドと他作業の違いで書いています。
エンジニアになりたい方、初心者にも分かりやすいように心掛けているので分かりにくい事あったら教えてください。
ビルドに関わる開発用語
IDE(Integrated Development Environment)
IDEは(Integrated Development Environment)の略称で、日本では統合開発環境やIDEと言われています。
IDEはソフトウェア開発を行う上で必要なツールやソフトウェアを一つにまとめ、統一されたUI画面から操作が行えるようにしたソフトウェアパッケージの事です。
IDEは一般的に、コードエディタ・コンパイラ・リンカ・デバッグツール・テストツール・バージョン管理ツールなどから構成されており、メジャーなものとしては、Microsoftの「Visual Studio Code」やAppleの「Xcode」、オープンソースの「Eclipse」などがあります。
ソースコードとは
ソースコードはそのプログラムに「どんな動作をさせたいか」という処理の内容を書いたテキストファイルのことです。 現場でよく聞く詳細設計はソースコードを日本語で書き下ろしたものです、建物で言うと基礎部分(土台)なので、ここが正しく書かれていないと全てが上手くいきません。
コンパイルとは
コンパイルは 人間が書いたソースコードを機械語(バイナリコード)に翻訳する作業になります。
ソースコードを機械語に翻訳することによってPCにソースコードの内容を実行してくれるようになります。
リンク
リンクは、コンパイルのプロセスで生成された翻訳された2つ以上のテキストファイル(オブジェクトファイル)を結合して、複数の指示が内包された実行可能なプログラム(バイナリファイル)を作成する工程のことです。 コンパイルされたテキストファイルの結合の他にライブラリの統合などを担います。
ビルドとは
ビルドは、 コンパイルからプログラム生成までの流れを一連のプロセス(工程)にしたもの(プログラム自動生成)をビルドといいます。
ビルドの流れ
簡単に書くと、AとBのソースコード作成→ビルド(コンパイル+リンク)→A+Bプログラム完成となります。
詳細に書くとこんな感じです。
1.作成したプログラムのソースコードに問題がないかをチェックした上で、コンパイルされる。
2.指定したコンパイル後の別ファイルと1のファイルをリンクさせ、実行可能なプログラムを生成する。
以上です。基本はそこまで複雑ではありませんが、ざっくり説明したので使用ツールや現場の手順によってはビルドはより複雑になると思います。
ビルドと他作業の違い説明
ビルドとコンパイルの違い
ビルドはコンパイルと似ていますが、コンパイルも包含している、ソフトウェア開発における一連のプロセス(工程)であり、そのプロセスは自動化されているケースが多く見られます。
ビルドとデプロイの違い
ソースコードからビルドを経てプログラムが生成されますが、このプログラムを実行可能な環境(サーバー環境など)に配置をして、実行できるようにする事を「デプロイ」といいます。例えると映画を作るのがビルドで、その映画を関係者のみの試写会で映す事をデプロイといいます。
終わりに
いかがでしたでしょうか、皆様の参考になれば幸いです。
最後まで見て頂きありがとうございました。