Windows10のOSの入ったSSD(120GB)の残容量がひっ迫してきたため、500GBのSSDへ移行(クローン/マイグレーション)しました。今回使用したツールは「Acronis True Image WD Edition」(無料)です。特に詰まることもなくすんなり移行できましたが、このツールに関する記事があまり見当たらず、せっかくなので備忘録として手順などを簡単に記載しておきます。
はじめに
使用したツール
- ツール名: Acronis True Image WD Edition
- ダウンロードサイト: https://kb-jp.sandisk.com/app/answers/detail/a_id/21567/kw/クローン ※左記のサイトから「ATI2020WD_28080.zip」をダウンロード
- 使用条件: 上記サイトによれば、このツールのクローン機能を使用するためには、コピー元またはコピー先のSSD/HDDの少なくとも1つはWD製またはSanDisk製である必要があるとのことです。
- 選定理由: 無料で使えるため。(同様の有名どころのツールとしては「EaseUS Todo Backup」等がありますが、最近のバージョンからクローン機能は有料版でしか使えなくなったようです)
試した環境
●PCストレージ構成:
デスクトップPC
├ ①SSD(Transcend/120GB/TS120GSSD220S)
│ ⇒ ストレージ内の全て(Cドライブ/OS)がクローン対象
├ ②HDD(Western Digital/WD10EZEX) ※データ用ストレージとして使用
│ ⇒ 今回のクローン作業の対象外
└ ③SSD(Western Digital/500GB/WDS500G2B0A)
⇒ ①のクローン先のストレージ
●OS: Windows 10 Pro(21H1)
参考元
SSDやHDDのデータを無料で移行できるツールが下記サイトに色々記載されており、今回使用した「Acronis True Image WD Edition」もこちらで存在を知りました。
https://fortune-ongakko.com/ssd-hdd-clonedrive/
やったこと
- クローン先のSSDをマザーボードにSATAケーブルで接続し、PCの電源をON
- デスクトップ画面起動後、スタートメニューの「Windows システムツール」⇒「PC」を右クリック⇒「管理」からコンピュータの管理画面を開く
- 管理画面の左側のツリーから「記憶域」⇒「ディスクの管理」をクリックし、手順1で接続したSSDにボリュームを割り当て、ドライブとして使用できるようにする(確か画面下の当該SSD上で右クリックしてフォーマットすればいけたかと)。完了後、管理画面を閉じる。
- 「Acronis True Image WD Edition」を起動し、「ディスクのクローン作成」をクリック
- 「自動」を選択した状態で「次へ」をクリック
- ドライブの一覧の中から、クローン元のSSDを選択し、「次へ」をクリック
- 〃 先 〃 「次へ」をクリック
- クローン元と先のドライブが正しく選択されているのを確認した上で「実行」をクリックし、クローン開始(20分程度でコピー完了したかと思います)。完了後、Cドライブのデータが正しくコピーされているかどうかをエクスプローラー上で確認する。
- PCの電源をOFF
- クローン"元"のSSDのSATAケーブルをマザーボードから外した後、再度PCの電源をON(このタイミングでクローン先のSSDがCドライブとして自動的に割り当てられる)
- クローン先のSSD内のOSが無事起動したら、作業完了
※OSが起動しない場合は、BIOS画面を開き、クローン先のSSDがブート用ドライブ(Windows Boot Manager)として正しく設定されているかどうかを確認しましょう。