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EQのコーチング活用について

Last updated at Posted at 2019-06-26

EQを使ったコーチングについて

EQ(心の知能指数)は、簡単に言えば自己と他者の感情認識力です。
これをコーチングに使おうと思った理由は、
たった1人でできることがどんどん少なっている現在、どんな職域においてもこの能力が必須になっていて、この能力を自分自身で認識することが第一歩になるかな?と思ったからです。

「彼を知り、己を知れば、百戦殆うからず」という言葉もありますが、
この感情という情報の認知力を問われるのがコミュニケーションであり、その能力値がEQになるのかな。と考えています。

EQ自己診断

EQの自己診断方法は様々な書籍で紹介されているので参考にしてみてください。
どの書籍でも基本的なやり方は変わらず、4つの分野についての設問に答えてその数値を測るサーベイになります。
ぼくは、簡単にGoogleフォームでサーベイを作りました。

結果はこんな感じで、
EQ_.png
①感情の識別:自己・他社の感情認識能力
②感情の利用:感情をうまく利用できる共感能力
③感情の理解:感情を理解してわかりやすく説明する能力
④感情の調整:感情をコントロールする能力
この4分野になります。

ソーシャルスタイルなんかも自己認識ツールの1つですが、
こちらは、そのひとの行動原理とか価値観に近いものかなと思います。
全く別物なので、両方使ってみるのも良いと思います。

EQ自己採点から見えるもの

この採点結果からみえるものは、単純な高い低い。ということではなく、
どの分野に対して高く出ているのか、低く出ているのか、というバランスを見ることにあると思います。
どこか1つが高いだけでは、コミュニケーションが円滑に行えるとは言えず、
低くてもバランスが取れている方が優位に働く。と考えています。

上図のぼくの結果の場合、
自分自身、コミュニケーション能力などにおいて他の人に劣るとは思っていないため、
バランス良く数値が出ていることは、その裏付けになっているな。と見ています。

また、ポジションや業務が変わると当然環境変化が起こり、この数値にも大きく影響します。定期的にや、その都度で繰り返し計測してみる方が、より良いコーチングにつながると思います。

注意点

このEQ自己採点の扱いの注意点なんですが、
前述の通り、自分を認識することを目的としているため、絶対に他者と比較するような使い方をしてはいけないと思います。

何の意味もないです。百害あって一利なしです。

では、4分野において低く出たところをどう改善に導くのか?
簡単なヒントを挙げてみたいと思います。

① 感情の識別が低く出た場合

この能力は比較的重要な数値なので、そのひとは全般的にコミュニケーションで困ることが多いかも知れません。
やはり、まずは自己認識から始めましょう。その先にやっと他社の理解が待っています。
そのためには、1on1で一緒にそのひとに向き合って、自分自身から自分のことを見つめ直させることを繰り返すことが、地道ではありますが最短ルートかなと思います。

② 感情の利用が低く出た場合

そのひとは、相手の感情を受け止めるのが精一杯で、それをうまく誘導したり変化させることでその場をコントロールすることが苦手だと思います。
重い空気になりにくい雰囲気に誘導するのも1つのテクニックなので身につけておきたいですよね。
そのためには、自分の感情をうまく相手に伝えて、こちらの感情に巻き込ませる事が必要です。これは言葉や言葉の語気だけでなく、表情やジェスチャー、時には冗談などを交えることを意識的にトライしていく必要があります。

③ 感情の理解が低く出た場合

そのひとは、相手が正しく見えていないため、相手に向き合う姿勢に変えさせる必要があります。
聞き方からして自分よがりになったり、ましてや自分の話したいことしか話さなかったり。ではこの状況になってしまうので、気をつけさせるようにしましょう。
また、感情を理解するには、相手の言葉だけでなく目やジェスチャーなどの情報からも察知できるのもなので、よく相手を見ることも必要になります。

④ 感情の調整が低く出た場合

そのひとには、自分の感情をコントロールしやすくするための、そのひとがイライラしたり落ち込んだりする発端になりやすい起因を聞いてあげて、浮き沈みしそうな時に深呼吸させるとか、そうなりそうな環境を変えてあげて抑止するなどのアプローチが必要になるかなと思います。


以上が、EQの自己採点結果を利用したコーチングの参考例になります。
ぼくもまだまだトライしている最中で、足りないこともあると思いますが、
基本的にはこの使い方でコーチングしてあげれば、自己認識から新たな道筋が見えてくると考えています。

ご参考になれば幸いです。

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