Xcodeは常に新しいものを使うことが正義だとおもっていますが、Xcodeには動かせる端末の制限があったりして困るときがあります。
だからといって、Xcodeを新しいものにすると、思いがけないトラップにひっかかり時間を浪費したり…
トラップ例
- Swiftバージョン違いによるごにょごにょ
- OSSライブラリのバージョン違いによるごにょごにょ
なので、古いXcodeで、新しいXcodeでしか動かせない端末を動かそう + 実機のデバッグもしよう!という話です。
用意するもの
- 動かしたいXcodeアプリ
- 新しいXcodeアプリ(β版など)
- 新しいOSの入ったiOS実機(新しいXcodeでしか動かせないバージョン)
各Xcodeはここから持ってきましょう。
※ なお標準環境のXcodeは残しておくのが良いとおもいます
手順(Xcode用意編)
古いXcodeをXcode-custom.app
、新しいXcodeをXcode-new.app
として記載。
- Xcodeの用意
-
Finder
で両Xcodeのパッケージの内容を表示
を選ぶ。(タブで並べると便利) -
各Xcode.app ▸ Contents ▸ Developer ▸ Platforms ▸ iPhoneOS.platform ▸ DeviceSupport
を開く - 新しいXcodeの
DeviceSupport
に動かしたい実機のOSバージョンフォルダが有ることをチェック - 古いXcodeの
DeviceSupport
に動かしたい実機のOSバージョンフォルダが無いことをチェック - 新しいXcodeから古いXcodeにiOSバージョンフォルダをコピー (iOS13など)
手順(Xcode実行編)
-
Xcode-custom.app
を実行 - 動かしたい実機を接続して
Run
- 動いた場合
- 作業完了です
- 動かなかった場合
- Xcode の
Product ▸ Scheme ▸ Edit Scheme
を選択し、Debug executable
のチェックを外す ※ このチェックはデバッグ実行をするかどうかの設定です。 - 再度
Run
を試す - 起動できたら
Debug executable
をつけ直して、Run
することで実機デバッグ出来るかと。
- Xcode の
- 動いた場合
最後に
- 実機や環境によってできないケースも有るかもですが、
Xcode
に実機デバイスを増やす手順でした。
これからも、良いアプリ開発を目指して