はじめに
「The Hitchhiker's Guide to GoLand」の 2019.2 版新機能チュートリアルです。
環境
- macOS Catalina 10.15.2
- GoLand 2019.3.1
TL;DR
- ショートカットを通して GoLand 2019.2 新機能を知るチュートリアル
- チュートリアルメニュー
- 個人的に有益だったチュートリアルの紹介
The Hitchhiker's Guide to GoLand 2019.2 お品書き
チュートリアルは全部で 5 項目あります。
- Extract Method refactoring with returns
- Fill struct fields
- Redundant type conversions
- Debug function calls
- Postfix templates
1. Extract Method refactoring with returns
メソッド切り出し機能。
( 前記事とほぼ同じなのでドキュメントリンクで割愛 )
https://www.jetbrains.com/help/go/extract-method.html#extract-a-method
2. Fill struct fields
構造体のフィールドを自動で埋めてくれる機能。
control + space
で補完効かせながら書いているといつの間にか発動していますが、以下のように option + return
のコンテキストメニューからも発動できます。
構造体の入れ子も対応してるのが地味に便利かも知れません。
3. Redundant type conversions
冗長な型変換の警告と、冗長部分を削除する機能。
options + return
のコンテキストメニューから発動します。
下記は []byte
を返却する関数呼び出しを更に []byte
キャストしている例で、警告部分は文字色が灰色化されています。
こうなる状況がちょっと思いつかないですが、もし灰色になっていたら冗長コードということなので覚えておきます。
https://www.jetbrains.com/help/go/code-inspection.html#redundant-type-conversions
4. Debug function calls
関数呼び出しをデバッグする機能。
control + shift + d
でデバッグを起動して、
option + F9
で「カーソル位置まで実行」。
F7
でステップイン。
option + F8
で「関数評価」といったチュートリアル。
単体テストを書くと不要かも知れませんが、「関数評価」機能はデバッグ実行中に関数をライブ的にテストできます。
例では階乗処理の Factorial
関数のデバッグ中に「関数評価」を起動して、結果を試しています。
5. postfix templates
.
( ドット ) に続くキーワードにコードスニペットを登録しておくことで発動するテンプレート機能。
この手の機能は自分がどのキーワードを登録しているか忘れたりするのであまり使いませんが、 == nil
や != nil
に展開するキーワードぐらいは覚えておくと効率上がるかもしれません。
設定は command + ,
→ Editor
→ General
→ Postfix Completion
で確認・編集できます。
以上です。