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ぼくのかんがえた さいきょうの Windows+Mac併用環境

Last updated at Posted at 2022-05-15

概要

WindowsとMacを併用する場合に、操作感が違うと何をやるにしてもテンポが悪くなり、集中力が下がります。
OSが違えば機能も異なりますが、サードパーティのソフト等を使って、なるべく近づけてみました。

環境構築

■ハードウェアを揃える

当たり前ですが、ハードウェアが異なれば操作感は変わってしまうので、まずはここを揃えます。
私はWindows+JISキーボードユーザーでしたが、仕事がMac+英字キーボードになったので、
WindowsとMacで同じ配列のUSキーボードを使うことにしました。これにより物理的には同じ配列ですが、論理配列はまだ異なります。
ノートPCであっても外付けキーボードを基本的には使用します。
マウスも統一します。

キーボード変更

WindowsとMacではキーボード左下にある特殊キーが異なります。

MacとWindowsの英字87キーでの配置が下記です。

image.png

image.png

CapsLockCtrl⌘Command

コピーなどのショートカットでよく使うのはWindowsではCtrl、Macでは⌘Commandです。両者は位置が違うし、どちらも押しづらい場所にあります。
そこでCapsLockCtrl⌘Commandに置き換えました。

私の場合は、CapsLockの用途は間違ってCapsLock状態になったのを解除するときだけでしたので不要なキーでした。

Mac

MacはOSの設定で可能です。

image.png

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

Windows

WindowsはMicrosoft製のPowerToysというツールを使用します。
インストールはMicrosoft Storeから可能

Keyboard Manager>キーの再マップ
CapsLockCtrl(Left)に再マップします。

image.png

■左右Alt⌘Commandで日本語⇔英語切り替え

JISキーボードには全/半がありますが、英字キーボードにはありません。
そこでMacのJISキーボードにある英数かなキーを真似て、左右Alt⌘Commandを単体で押下した場合に日本語⇔英語切り替えをするようにしました。
結果としてはJISキーボードよりも切り替えが楽になりました。
そもそも、ボタン押すたびにモードが反転するUIって不便ですよね。

Mac

MacはKarabinerというソフトを使用します。
インストールはbrewまたは公式ページからできます。

brew install --cask karabiner-elements

Karabinerではいろいろなルールセットが公開されており、それをインポートして有効化するとできます。

image.png

詳しくはこちらの記事を参照してください。

Windows

WindowsではAutoHotkeysというサードパーティ製のツールとそこで動くスクリプトを使用します。

詳しくはこちらを参照してください。
なお、私の環境ではスタートアップにalt-ime-ahk.exeへのショートカットを配置する必要がありました。

Insertをタスクビュー/Mission Control

これは統一感というより、便利機能です。
WindowsのタスクビューとMacのMission Controlはアプリやウインドウを一覧表示して切り替える、同じような機能です。
なので、これをInsertに割り当てます。
私の場合は、Insertの用途は間違ってInsert状態になったのを解除するときだけでしたので不要なキーでした。

Mac

Macでは上と同様にKarabinerを使用します。
設定方法はほぼ同じです。

Windows

Windowsでは上と同様にPowerToysを使用します。
設定方法はほぼ同じです。

■キーボードでウインドウ操作

キーボードでウインドウを操作したいことはよくあります。
私が一番使うのは、ウインドウのとなりのディスプレイへの移動で、他にも最大化や左右寄せして上下最大などをよく使います。

Windows

Windowsでは標準で可能です。

  • Win+Shift+左右矢印:となりのディスプレイにウインドウを移動
  • Win+左右矢印:ウインドウをディスプレイの左右に寄せて上下最大化
    etc...

Mac

MacではRectangleというソフトで可能です。
インストールはbrewまたは公式ページからできます。

brew install --cask rectangle

WindowsではWinキーをよく使うので、同じ位置の⌥Option+矢印キーを中心にに割り当てます。

詳しくはこちらを参照してください。

■ペースト履歴

報告書にしても論文にしても、コピー・ペーストをせずに作ることはないでしょう(怠惰)。
この作業を効率化する上で必須なのがペースト履歴です。

Windows

Windows 10以降では標準で使えます。Win+Vでできます。

スクリーンショット 2022-05-15 234531.png

より高度なコピーペーストが可能になるサードパーティのソフトも多くあるので、気になる人は探っても良いと思います。

Mac

MacではClipyというソフトで可能です。
インストールはbrewまたは公式ページからできます。

brew install --cask clipy

ペースト履歴以外にもスニペット機能などもあります。

image.png

詳しくはこちらを参照してください。

■ファイルをぱっと見るファイルプレビュー

MacにはSpaceだけで、ファイルの中身をぱっと見るQuick Lookという機能があります。

image.png

Windows

WindowsではWinQuickLookというソフトで可能です。

インストールはStoreから可能です。

ファイルエクスプローラーで選択した状態で、Spaceを押すと半透明のWindowにファイルの中身が表示されます。

image.png

詳しくはこちらを参照してください。

環境

Windows 11
M1 Macbook
英字キーボード 87

あとがき

仕事でMac+英字キーボードが強制されたときに、開発効率落ちるか心配しましたが、
結果としてはWindows単体でも前より効率が良くなりました。
特に日⇔英変換はJISキーボードよりやりやすいですし、Quick Lookはファイルの中身を確認するときに便利です。

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