14
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

ぼくのかんがえた さいきょうの Windows+Mac併用環境

Last updated at Posted at 2022-05-15

概要

WindowsとMacを併用する場合に、操作感が違うと何をやるにしてもテンポが悪くなり、集中力が下がります。
OSが違えば機能も異なりますが、サードパーティのソフト等を使って、なるべく近づけてみました。

環境構築

■ハードウェアを揃える

当たり前ですが、ハードウェアが異なれば操作感は変わってしまうので、まずはここを揃えます。
私はWindows+JISキーボードユーザーでしたが、仕事がMac+英字キーボードになったので、
WindowsとMacで同じ配列のUSキーボードを使うことにしました。これにより物理的には同じ配列ですが、論理配列はまだ異なります。
ノートPCであっても外付けキーボードを基本的には使用します。
マウスも統一します。

キーボード変更

WindowsとMacではキーボード左下にある特殊キーが異なります。

MacとWindowsの英字87キーでの配置が下記です。

image.png

image.png

CapsLockCtrl⌘Command

コピーなどのショートカットでよく使うのはWindowsではCtrl、Macでは⌘Commandです。両者は位置が違うし、どちらも押しづらい場所にあります。
そこでCapsLockCtrl⌘Commandに置き換えました。

私の場合は、CapsLockの用途は間違ってCapsLock状態になったのを解除するときだけでしたので不要なキーでした。

Mac

MacはOSの設定で可能です。

image.png

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

Windows

WindowsはMicrosoft製のPowerToysというツールを使用します。
インストールはMicrosoft Storeから可能

Keyboard Manager>キーの再マップ
CapsLockCtrl(Left)に再マップします。

image.png

■左右Alt⌘Commandで日本語⇔英語切り替え

JISキーボードには全/半がありますが、英字キーボードにはありません。
そこでMacのJISキーボードにある英数かなキーを真似て、左右Alt⌘Commandを単体で押下した場合に日本語⇔英語切り替えをするようにしました。
結果としてはJISキーボードよりも切り替えが楽になりました。
そもそも、ボタン押すたびにモードが反転するUIって不便ですよね。

Mac

MacはKarabinerというソフトを使用します。
インストールはbrewまたは公式ページからできます。

brew install --cask karabiner-elements

Karabinerではいろいろなルールセットが公開されており、それをインポートして有効化するとできます。

image.png

詳しくはこちらの記事を参照してください。

Windows

WindowsではAutoHotkeysというサードパーティ製のツールとそこで動くスクリプトを使用します。

詳しくはこちらを参照してください。
なお、私の環境ではスタートアップにalt-ime-ahk.exeへのショートカットを配置する必要がありました。

Insertをタスクビュー/Mission Control

これは統一感というより、便利機能です。
WindowsのタスクビューとMacのMission Controlはアプリやウインドウを一覧表示して切り替える、同じような機能です。
なので、これをInsertに割り当てます。
私の場合は、Insertの用途は間違ってInsert状態になったのを解除するときだけでしたので不要なキーでした。

Mac

Macでは上と同様にKarabinerを使用します。
設定方法はほぼ同じです。

Windows

Windowsでは上と同様にPowerToysを使用します。
設定方法はほぼ同じです。

■キーボードでウインドウ操作

キーボードでウインドウを操作したいことはよくあります。
私が一番使うのは、ウインドウのとなりのディスプレイへの移動で、他にも最大化や左右寄せして上下最大などをよく使います。

Windows

Windowsでは標準で可能です。

  • Win+Shift+左右矢印:となりのディスプレイにウインドウを移動
  • Win+左右矢印:ウインドウをディスプレイの左右に寄せて上下最大化
    etc...

Mac

MacではRectangleというソフトで可能です。
インストールはbrewまたは公式ページからできます。

brew install --cask rectangle

WindowsではWinキーをよく使うので、同じ位置の⌥Option+矢印キーを中心にに割り当てます。

詳しくはこちらを参照してください。

■ペースト履歴

報告書にしても論文にしても、コピー・ペーストをせずに作ることはないでしょう(怠惰)。
この作業を効率化する上で必須なのがペースト履歴です。

Windows

Windows 10以降では標準で使えます。Win+Vでできます。

スクリーンショット 2022-05-15 234531.png

より高度なコピーペーストが可能になるサードパーティのソフトも多くあるので、気になる人は探っても良いと思います。

Mac

MacではClipyというソフトで可能です。
インストールはbrewまたは公式ページからできます。

brew install --cask clipy

ペースト履歴以外にもスニペット機能などもあります。

image.png

詳しくはこちらを参照してください。

■ファイルをぱっと見るファイルプレビュー

MacにはSpaceだけで、ファイルの中身をぱっと見るQuick Lookという機能があります。

image.png

Windows

WindowsではWinQuickLookというソフトで可能です。

インストールはStoreから可能です。

ファイルエクスプローラーで選択した状態で、Spaceを押すと半透明のWindowにファイルの中身が表示されます。

image.png

詳しくはこちらを参照してください。

環境

Windows 11
M1 Macbook
英字キーボード 87

あとがき

仕事でMac+英字キーボードが強制されたときに、開発効率落ちるか心配しましたが、
結果としてはWindows単体でも前より効率が良くなりました。
特に日⇔英変換はJISキーボードよりやりやすいですし、Quick Lookはファイルの中身を確認するときに便利です。

14
11
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?