統合版Minecraftコマンド解説
今回は中級者向けその2の解説をしていきます。
手打ちしているのでタイプミスや構文ミス、スペルミスがあるかもしれません。その場合はご指摘願えるとありがたいです。
バージョン情報
・統合版(Windows10版・Switch・PS4)
・ Ver. 1.17.30
はじめに
コマンドに多く触れてもらうために作成しています。今回は中級者向けの解説をしていきます。あくまで自分の基準で初心者・中級者などを決めています。ご了承ください。初心者向け・中級者向けその1の記事もぜひご覧ください。
目次
- executeコマンド
- abilityコマンド
- functionコマンド
executeコマンド
executeとは簡単にいうと「実行する」という意味です。executeコマンドは指定したのエンティティでコマンドを実行することができます。
Java版では多くのことをexecuteコマンドですることができますが、統合版ではできることが限られるコマンドです。
例えば、牛をスポーンさせ、以下のコマンド打つと、牛から牛がスポーンします。
execute @e[type=cow] ~ ~ ~ summon cow
execute
はコマンド名、@e
はターゲットです。詳しくはこちら。
~ ~ ~
は相対座標で、指定した(今回の場合は牛)の位置を指しています。 ~ ~-1 ~
とすると牛の1マス下が指定されます。この際、~と-1の間を開けないようにしてください。
summon
はエンティティをスポーンさせるコマンドです。
※一応付け加えると「cow」は牛のことです。
これを使うと、いわゆるドラえもんのバイバイン状態にすることができます。
コマンドブロックを使用して、先程のコマンドを入れ、反復・無条件・常にアクティブにし、遅延を50にすると牛から牛が生まれ続け、あっという間にワールドが崩壊します。
誰かに雷を落としたい時も座標をわざわざ特定する必要なく、先程のコマンドの最後、summon cow
をsummon lightning_bolt
に変えると指定したものに対して雷を落とすことができます。
abilityコマンド
abilityコマンドはプレイヤーの能力を設定します。
【mayfly】
mayflyはプレイヤーに飛行を許可するかどうかです。これをtrueにするとゲームモード関係なく空を飛ぶことができます。観戦モードなどで使えそうです。falseにすると飛行ができなくなります。trueの状態でも落下ダメージは喰らうので注意が必要です。また、true、falseを指定せずにコマンドを実行すると、現在のabilityが表示されます。
ability @a mayfly true
【mute】
その名の通り、プレイヤーをチャットで発言できなくできます。使い方はmayflyと同じです。trueにすると発言できなくなり、falseにすると発言できるようになります。
ability @a mayfly true
functionコマンド
functionコマンドとは、数多くのコマンドを一度に実行できるコマンドです。
このfunctionコマンドはMinecraft外での作業が多くなります。
構文は簡単で
function ファイル名
です。つまり、ファイルを作ってそれを呼び出す関数っていうことです。そのファイルは
.mcfunction
という拡張子で保存します。そのファイルの中に書くのは普段打っているコマンドだけなのでとても簡単です。しかし、このファイルを格納する場所が少し複雑なので、テンプレートを用意しました。
ダウンロードリンク↓
https://www.mediafire.com/file/1b48gx46t0yzbgn/qiita.zip/file
このファイルを解凍し、ウィンドウユーザの方は検索窓にcom.mojang
と入力し、フォルダを検索してください。
開いたらその中にbehavior_packs
というフォルダがあると思うのでそこに解凍したフォルダを入れてください。
入れることができたらマインクラフトを起動し、任意のワールドの設定からビヘイビアパックを選択し、soutaihaというものを有効にしてください。※トップ画面の設定ではなく、ワールドの設定です。
できたらワールドに入り、
function qiita
と打ってください。
タイトルとチャット欄に文字が表示されれば成功です。
導入ができれば先程のフォルダの中のfunctions
を開くとqiita.mcfunction
というファイルがあると思います。このqiita
の部分がコマンド名になります。
コードエディタで開くと普段見るコマンドが並んでいると思います。
このようにコマンドを一つにファイルにまとめ、それを実行できるのがfunctionコマンドです。
ミニゲームを作るときは必須なコマンドです。
コマンドブロックを連結させる必要もなく、コマンドブロックの中にfunctionコマンドを書けばそれで多くのコマンドを発動させられるのです。
ファイルを増やしたいときはqiita.mcfunciton
を複製し、中身を書き換えればokです。
注意したいのはfunctionファイル内で遅延をかけられない点です。
最後に
またまた長くなってしまいました。
記事を読んで良いと思ったらLGTMのボタンを押してくれると続編を書く気が起きます。
次回は上級編を書く予定ですが、何を書けばいいのかよくわかっていないので、知りたい情報や既に解決済みだけどなかなか分からなかったことなどをコメントで教えていただけると嬉しいです。