ソースコード入手
github ミラーのリリースから最新版をダウンロードして展開。
本記事執筆時点(2019/08/31)では v1.0.3 が最新だった。
ビルド
基本的には、展開したソースツリーのルートディレクトリにおいて nmake
一発でビルドできる。
スタティックライブラリ
README
記載の通りに
nmake /f Makefile.vc CFG=release-static RTLIBCFG=static OBJDIR=output
RTLIBCFG
が static
なので、この場合 VC++ ランタイムもスタティックリンクになる。
したがって、これをリンクする実行ファイルも VC++ ランタイムはスタティックリンクにすること。
VC++ ランタイム DLL を利用したければ、RTLIBCFG
を dynamic
にしておくとよいだろう(ビルドは未確認)。
DLL
DLL をビルドするには以下のようにする:
nmake /f Makefile.vc CFG=release-dynamic RTLIBCFG=static OBJDIR=output
RTLIBCFG
に関してはスタティックライブラリと同様で、static
にすれば KERNEL32.dll
にしか依存しない DLL がビルドされる。
RTLIBCFG
は、最終的にリンクする実行ファイルのビルド設定に揃えて選ぶこと。