JiraとConfluenceの違いと使い分け方をわかりやすく解説!
業務で「Jira」と「Confluence」を使っているけど、
Jiraのスクショ
Confluenceのスクショ
- 何が違うの?
- どっちに何を書けばいいの?
と迷う方も多いのではないでしょうか?
まず知っておきたいのは、
JiraもConfluenceも、アトラシアン(Atlassian)というオーストラリア発のIT企業が提供する製品だということ。
プロジェクト管理とナレッジ共有、それぞれに特化したツールとして、多くの開発現場や企業で使われています。
この記事では、JiraとConfluenceの違いや使い方、
そして実際の使い分け方の具体例を交えて、
誰でもすぐに理解できるように解説します!
■ JiraとConfluenceのざっくり比較
項目 | Jira | Confluence |
---|---|---|
主な用途 | タスク管理・プロジェクト管理 | ドキュメント管理・ナレッジ共有 |
対象 | 開発チーム・プロジェクトチーム | 全社的な情報共有・文書管理 |
形式 | チケットベース(課題カード) | ページベース(Wikiのような文書) |
使われ方の例 | バグ管理、スプリント管理、進捗追跡など | 仕様書、議事録、社内マニュアルなど |
時間軸の特徴 | 「今」と「これから」の進行中タスク | 「過去」と「将来に残したい情報」の記録 |
■ Jiraとは?──タスクを「動かす」ツール
🔹 できること:
- タスクやバグのチケットを登録
- ステータス(未着手、進行中、完了)を管理
- ガントチャートやスクラムボードで進捗確認
- 担当者や期限を明確化
🔹 使うシーン:
- プロジェクトのスプリント計画
- バグ報告と修正対応の管理
- タスクの優先順位付けと進行状況の共有
■ Confluenceとは?──情報を「残す」ツール
🔹 できること:
- 社内Wikiのように文書をページで作成・管理
- ページ同士のリンクや階層構造で整理
- テンプレートで議事録や仕様書も簡単作成
- コメントや編集履歴でチームコラボレーション
🔹 使うシーン:
- ミーティング議事録の記録
- 要件定義や技術設計のドキュメント化
- 新人向けの業務マニュアル作成
■ どう使い分ければいいの?
内容 | 使うべきツール |
---|---|
タスクを誰がやるか、いつまでか | Jira |
なぜこのタスクをやるのかの背景説明 | Confluence |
会議の議事録 | Confluence |
バグの報告と修正状況の確認 | Jira |
プロジェクトの計画(スプリントなど) | Jira |
要件定義書や設計書の共有 | Confluence |
■ 実際の連携例
JiraとConfluenceは連携させることで、より効果的に使えます。
例えば:
-
Confluenceに書いた要件定義ページに、Jiraチケットを貼る
→ ドキュメントと実行タスクがリンクされ、迷わない! -
JiraのエピックからConfluenceの仕様書ページを参照
→ 背景や詳細をすぐ確認できる!
■ まとめ
覚え方のコツ |
---|
「Jiraは動かす、Confluenceは残す」 |
- Jira → タスク管理、実行、追跡
- Confluence → 情報共有、記録、説明
それぞれの特徴を活かして、「行動」と「情報」をうまく分けて使うのがポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q. Confluenceにタスクを書いてはダメ?
→ 書いてもOKですが、進行・管理はJiraでやる方が効率的です。
Q. Jiraだけ使えばいいのでは?
→ タスクは回せますが、情報の背景・経緯・ナレッジが残りません。Confluenceと組み合わせると理解と再利用が進みます。