s-nail のインストール
[root@my.domain.server ~]# dnf install s-nail
設定
$HOME/.mailrc
を以下のように設定する。
set v15-compat
set mta=smtp://username%40my.domain:mypassword@www9999.sakura.ne.jp:587 smtp-use-starttls
set from=username@my.domain
上記は次のように読み替えること
- username = ユーザ名
- my.domain = ユーザのドメイン名
- mypassword = パスワード
- www9999 = 利用している SAKURA メールボックスのサーバ名
mta 設定の書式としては、[プロトコル]://[アカウント]:[パスワード]@[SMTPサーバ]:[ポート]
となる。SAKURA のメールボックスでは、ドメイン名を含めたメールアドレスが SMTP 認証時のアカウントとなるので、上記のように username@my.domain
を [アカウント] に設定する。このとき、[アカウント] と [パスワード] は urlencode されている必要があるので、[アカウント] に含まれる @
は %40
に置き換える。(使用している文字によっては[パスワード] も urlencode しなければならない)
メール送信テスト
[user@my.server ~]$ mail xxxx@gmail.com
Subject: TEST
To: xxxx@gmail.com
This is a s-nail test.
^D
-------
(Preliminary) Envelope contains:
From: username@my.domain
To: xxxx@gmail.com
Subject: TEST
Send this message [yes/no, empty: recompose]? y
[in-admin@xserver ~]$
^D
は Ctrl + D
環境
- Host OS : AlmaLinux 9.3
- 外部 SMTP : SAKURA mailbox
余談
VPS でウェブ・サーバを運用しているのですが、メールは面倒臭いので SAKURA メールボックスを利用しています。
AlmaLinux 8 (≒CentOS 8) までと違って、AlmaLinux 9 では mailx が無くなり s-nail を使う必要があるのですが、.mailrc
の書き方も以前とは変っていて、ちょっと設定に手間取りました。
自分のための備忘を同じような環境の方のためにシェアします。