ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングの基本構造は下記のとおり。
- 第二種金融商品取引業の登録事業者であるソーシャルレンディング業者が、ファンドを組成。
- 投資家が、上掲ファンドに対して出資(匿名組合出資)。
- 貸金業事業者でもあるソーシャルレンディング業者は、資金を借り手企業に対して貸し付ける(金銭消費貸借契約)。
- 借り手企業は、ソーシャルレンディング業者に対して、元利金の返済を行う。
- ソーシャルレンディング業者は、借り手企業からの元利金返済金を原資にして、投資家に対し、利益分配を行う。
ソーシャルレンディングのメリット
投資家、及び、ソーシャルレンディング業者から資金を借りる借り手企業、それぞれにとっての、ソーシャルレンディングならではのメリットは、下記のとおり。
投資家にとってのメリット
- 金融機関(銀行等)への預け入れ金利と比較すれば、高い期待利回りが呈示されている。
- 1万円程度の少額からの出資が可能である。
- 投資手続きがいずれもインターネットで完結し、簡便である。
借り手企業にとってのメリット
- 銀行等の従来型金融機関と比べ、スピーディーな審査が期待できるとされている。
- 担保物の評価額に対し、比較的高い掛目が期待できるとされている。
- 元本については、満期での一括返済が認められるケースがある。
ソーシャルレンディングのデメリット
投資家、借り手企業、それぞれにとって、ソーシャルレンディングには、固有のデメリットがある。
投資家にとってのデメリット
- 投資元本の棄損リスクがある。
- 延滞リスクがある。
- ファンドの運行期間中の中途解約が出来ない。
借り手企業にとってのデメリット
- 金利が高い。
- ソーシャルレンディング業者が行政処分を受ける等した場合、借り換えファンドの組成が不調となり、ひいては、借り換えを行うことが、急遽、不可能となる場合がある。
ソーシャルレンディングに関する情報サイト
ソーシャルレンディング・ラボ
ソーシャルレンディング専門情報メディアとして、ソーシャルレンディング関連情報を専門的に提供している。