#自己紹介
趣味ベースで水上ドローンを作りたいと思い立ち、作ってみることにしました。誰かの役に立つ部分もあるかとおもうのでここでレポートします。
##私のスペック
- 年齢 アラフォー
- ソフトウエア制作には8年程前まで関わっていましたが、今はしてません。
- 電子工作の経験 全くなし
- 大阪出身の東京在住
#ドローン面白そうですよね
今更ですけどドローン、面白そうです。今迄見ることの出来なかった空の景色を手軽に届けてくれるのは本当に素晴らしい。さて、そんなにいい物なら作ってみたくなりますよね。
現在ドローンと言えば航空ドローンですが、さすがにこれは厳しい。何せ物を浮かす訳でですから。軽量なボディーに、強力なモーター&バッテリー、姿勢制御も難しそう。これを片手間で作れるとはさすがに思えないです。
#妥協案 ボートならいけるのでは?
水上ドローンであれば素人でも手を出せそうな気がします。具体的にいうと
- 市販のラジコンが豊富に有り、改造元として利用できる。
- 浮力さえ確保できれば、取り敢えず浮いている事が出来る。航空ドローンに比べて遥かに楽。
- 浮力が足りなければ、ペットボトルでもくくりつけておけば良い。
- モーターパワーが不足していても、スクリューさえ廻っていればちょっとづつでも進む。
なんとかなりそうな気がします。というわけで、駄目元で制作を開始してみました。
#最低限実現しておきたいこと
- 池や川にボートを浮かべ、そこからの映像、音声をリアルタイムで受信して楽しみたい。航空ドローンのように今迄見ることの出来なかった景色を見ることが出来たら最高。
- 遠隔のボートを自在にコントロ-ルして楽しみたい。ボートに乗っているような臨場感があれば最高!
#改造元のラジコン
Amazonで探しました。
非充電式 高速リモートコントロール ヨット2モーター高速ボート おもちゃ 包装付く グリーン
ざっと 1500円。完全に値段で決めました。
この値段ですけど、なかなかの作りです。
#動作
購入前のイメージと違っていたのが舵が無いこと。
後部にモーターが2つ有るのみで、舵が有りません。方向転換は左右モータの出力差で行います。
#内部の構造
大きく分けて3つのパーツで構成されています。船底、甲板、屋根のみっつです。
#配線
それ程複雑ではありません。船底からモーターの配線が伸びていますのでこの線だけ流用して他は全て外してしまうつもりです。
#改造方針
ボートを分解して眺めていると、今回の改造作業がどの様な物になるか有ると程度イメージできてきました。する事自体はシンプルです。
モータ用の配線は船底から這い出ているので、ここに適切な直流電流を流せばよい。電流のコントロールルはRasberry Piに任せる。
大雑把ですがする事を列挙してみる。
- ボートコントロール
- 既存の制御基板を外し、Rasberry PIをボートに搭載
- Rasberry PIより、左右モーターに適切な電流を流す
- コントロール用PCから命令を受け取り、実行する
- 映像、音声の転送
- カメラ、マイクモジュールを搭載して、Rasberry PIに取り込む
- 取り込んだデータをエンコードしてコントロール用PCに転送する
- ネットワーク関連
- 3G、4G回線を経由してコントロール用PCとデータをやり取りする
- ラジコンボートの改造
- 浮力不足の対策
- 各種コンポーネントを本体に押し込んで、配線する。
- コントロールPC
- ボートへアクセル開度、左右のステアリング情報を取得して送信
- ボートから送られて来た映像、音声の表示
###制作期間
プライベートの空き時間を使い、3ヶ月の期間を目処に制作を行います。とにかく動作する事を最優先させます。