使用HWコンポーネントに目処がついたため、ここからはSW開発環境を構築します。
使用言語
C++で行く事にしました。低レベルプログラミングをするならこれがいちばんしっくりきます。
Visual Studio 2017 Community Edition
Windowsのソフト開発では散々お世話になっている大好きな開発環境です。最近はLinux向けの開発もサポートとしているときいたので試して見ました。
セットアップ
インストール時に、Linux開発を選択しておく必要が有ります。選択し忘れていても、もう一度インストーラーを起動すれば後から追加出来ます。
プロジェクトの作成
プロジェクトテンプレートから、Linux開発用のテンプレを選ぶだけでOKです。
インストール済->Visual C++->クロスプラットフォーム->Linux->コンソールアプリケーーション(Linux)を選択します。
使用CPUに、ARMを選択。
接続するラズパイのアドレスを指定
実際のデバッグやビルドはRasberryPI上で行われるため、接続先のRasberry PIを指定する必要が有ります。接続自体はsshで行います。
上部メニューから、ツール->オプションと選択してオプション画面を表示。
クロスプラットフォーム->接続マネージャーを開きます。「追加」を押して接続先を指定します。
接続先アカウントですが、root権限が必要なアプリであればrootユーザーを指定してしまえば良いと思います。デバッグの時楽ですので。
これで準備はOKです。
コンパイル、デバッグ
Windowsアプリ開発と同じ要領で実行すればいいです。勝手にソースコードをRasberry PIにコピーしてビルド、実行してくれます。デバッガも良く出来ており、Linux上でリーモートでバッグしているとは思えない程完璧です。
コーディング、構文補完
Rasberry PI上に存在するライブラリやヘッダ情報であっても、粗完璧に構文補完が機能します。どうやらビルド時にヘッダ情報やシンボル情報をコピーしてきているようです。この機能のお陰でだいぶ助かりました。
雑感
久しぶりにMSVCを触りましたが、良く出来たソフトだなーと感心しました。めちゃくちゃお勧めです。