はじめに
質問、してますか?
エンジニア諸氏は日々分からないこと、疑問点にぶつかっていることと思います。
そういう時の対処法としては人に聞くのが手っ取り早いですよね。
場合によってはGoogle先生に聞く方が早いかもしれませんが、「担当している処理独特の関数」「設計書の提出先」なんかはGoogle先生でも分かりません。
先輩、上司、お客さんに質問する時に気を付けておくといいポイントを3つ紹介します。
前提
紹介する前に。
良い質問と悪い質問の違いってなんだか分かりますか?
私は「自分の得たいと思ってる回答に辿り着く時間」だと思ってます。
質問やその回答にかかった時間は「相手に消費させてる時間」でもあります。
ただ、よく「先輩、上司も暇ではないのでその時間を使っているという自覚を持った方がいいでしょう。」なんて言いますが正直あまり気にしなくていいです。
分からないまま進められて後で大幅な手戻りが発生するより逐一「ほうれんそう」してくれた方が結果的にリスクが少なくなるからです。
かといって全く気にしないのも問題ですのでこの記事がちょっとした助けになると幸いです。
前置き長くてすいません…
釣りタイトルとか言わないで
ポイント1. 質問内容は明確か?
これの悪い例としては(あってはならないことですが)「分からない所が分からない」というのが極致でしょう。
曖昧な質問をするな、ということですね。
自分では曖昧じゃないと思ってても相手からしたら「なぜその考えに至ったのか」も気になるところです。
なぜそういう質問・疑問が出てきたのか、そこに至るまでのロジック・意図を伝えてあげるとより明確に伝わると思います。
ポイント2. できれば Yes or No で答えが来るようにする
これ以上ないほど簡潔な答えですよね。
作業が特に止まることもなく進めることができます。
質問というより確認、お伺いを立てるといった感じです。
とはいえこの世には「はいといいえ」だけでは答えることが出来ない事も多くあります。
そういう時は選択肢、こちらで考えた案をいくつか用意してあげることがポイントです。
- 例「こちらで考える対応と致しましては①,②,③の内どれかになると思われますがいかがでしょうか。」
こうすれば相手は選ぶだけですし、もしも適切でない場合は「こうしてください」と要望が飛んでくるでしょうから「自分の得たいと思ってる回答に辿り着く時間」の削減につながります。
ポイント3. 自分は何が適正だと思っているか
ポイント2にも関連することですが、選択肢をいくつか出すときは自分がこうだと思っている、これが一番適正(めんどくさくない対応)だと思った択を提案することになります。
その為には担当している処理・機能についての理解や他の質問・課題と関連してないかを把握するスキルも必要になりますので初めの内は難しいと思います。
私も「これって規約に違反してるんじゃないか?」とか「これ設計書によっては表記がバラけてるけど、どっちに揃えればいいの?」といった疑問が既に他の人が出した課題によって解決されていることがままありました。
こういった「自明の理」であることをいちいち聞くのはかえって失礼となってしまうので注意が必要です。
ちょっとめんどくさい話ですがやはり礼節・マナーは大事です。
まとめ
こういうことは学校でも研修でもあまり教えてくれませんが、大事なことだと思います。
どんどん質問してコミュニケーション取る人は伸びます。たぶん。
例え明確な質問が出来なくても、自分一人で悩んでても時間の浪費をするだけですので思い切って丸投げするのも大事です。
じゃあこの話はなんだったんだ!ってことになりますが笑
ちなみに私は選択肢でいくつか提案する時に、適正であり・工数がかからず・楽に対応できて・最もめんどくさくない提案を一番最初に置いています。
ちょっとしたコツですので活用できるときは活用してみてください笑
以上です。