t_wadaさんの講演に参加したメモ
「エンジニアとしてこの先生きのこるために」
内容
はじめに
「プログラマが知るべき97のこと(通称:きのこ本)」と「達人プログラマー」をベースの内容となっている
特に以下
- プログラマが知るべき97のこと: 18番-学び続ける姿勢
- 達人プログラマー:「常にあなたの知識ポートフォリオに投資すること」
学び方を学ぶ
エンジニアの学び方5つ
1. 四半期ごとに技術書を読む(in 達人プログラマー)
3年続ければ"ついてくる"
by t_wada先生
人間の記憶の仕組みを理解して"学ぶ"(=理解し自身に血肉にする)
- 一度経験したものはどこかで覚えている、がたどり着かない
- たどり着くには?→ 反復学習, 連想する
- 連想する方法 : その本の参考書籍を読む→数珠つなぎに読んでいく
- その本は前提としてどんな知識があるのか、そのときにあの技術は存在したのか→連想
2. 手を動かして学ぶ
できるからやるではない
やる(反復) から できる 、できる から 好きになる
「デールの円錐」
- 受動学習 < 能動学習が圧倒的に学習の強度が高い
- エンジニアにおける能動学習とは? → 「写経」
- これだと思った本に定めて行う
3. 毎年少なくとも1つの言語を学習する
*「常にあなたの知識ポートフォリオに投資すること」*にコミットする行動
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まずは仕事で使うもの、終わったら仕事で使わないであろうパラダイムの言語を手を付ける
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パラダイムを複数変えるのは挫折する、1つに絞って行う
- 何が起こるか → 他者(他パラダイム)を知るから今までを理解できる
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流行るであろうものをキャッチし学ぶ(学んだことが無駄にならないよう)
- 第三者評価を読み解く https://www.thoughtworks.com/radar
-
英語できるだけでi/oの質量共に増える
4. 身の回りをプログラミング対象にする
*「常にあなたの知識ポートフォリオに投資すること」*にコミットする行動
- 自分の好きな道具で自分のしたいことを作る
5.アウトプットを行う
- 能動学習は効率よくインプットすることに寄与する
- 情報を発信するひとに人は集まる、集まるとインプットが増える
- 量は質に転化する
- 質が悪いから、、とアウトプットを止めなくていい、批判する人間はどこでもいる、気にせずやっていこう
- エラーメッセージそのまま貼り付けて試行錯誤しただけでも価値がある
- 作者がありがたい/他の同じハマった人がありがたい
- 手法
- twitter/ブログ/コード公開/講演する/ライブコーディング
現役プログラマでいるために
- 毎日コードを書く(Write Code Every Day)
- 恩恵
- 必要最小限のコードへの集中
- 進んでいるという実感
- バックグラウンド処理 ... PCの前じゃない
- コンテクストスイッチ少ない ... 週末のみだと思い出すのに時間がかかる
- ワークライフバランス向上 ... 仕事生活自分のバランスのとり方がわかってくる
- 周りからの理解
- 年下から学ぶ
- できること⇔好きになる のラーニングループが少ないと、それ自体が市場になくなってくる→周りから見たら老害になる
- 自分が持っていない他者のラーニングループを見ることができる
- 過去から未来を学ぶ
- 技術は「らせん」
- 今もいつかは廃れる
- T字型でなく複数の柱を持つ
- 人の作る渦をみる
- 個が多く集まると何かが起こる
- githubインパクト
- 意思決定の違いを見抜いて選択する
- エコシステム指向 : 中心部がレッドオーシャン, 混沌としていて安定したモノがない
- ex)フロントエンド
- ロードマップ指向 : 一本の強固なモノがある
- ex)iOS開発(🍎と違う方向に進むとダメになる)
- https://twitter.com/t_wada/status/982155252643250177
- エコシステム指向 : 中心部がレッドオーシャン, 混沌としていて安定したモノがない
- 大事なことに集中する
ライフステージによって時間が変わる
質問時間
- 言語学習においてどこまでやって「学習した」というのか
- パブリック・プライベートにかかわらず動くものができた
- 毎日コード、持続させる方法
- 1人になる割り込みのない安定した時間をコントロールする
- "小さなことにイラつく"
- 働き方を変更する意思決定はどのようなものか
- アウトプットによって選択肢がでてくる
- ペアプロの対象シーンはどのように選定すればよいか
- 費用対効果が高いところに
- 新卒
- 不具合修正
- fearless change (大きい組織に対して恐れを緩和して変化を促すか)
- 費用対効果が高いところに
- 柱が折れそうなときは柱を折るほうに移るのか
- 基本的に完全に折れることはない
- 対抗馬は折れるかを考える、前のらせんのときの類似を考え、メリデメを見る
- 体調管理で工夫していること
- 良いディスプレイを使う
- 自作キーボード
- 椅子、いい椅子
- ロールモデルを見つける
- ライフとして子育てを選択した経緯があれば
- 大前提としては授かりもの
- 周りに同じような立場の人がいたのでライフハックがわかっていた
- 準備ができていた(柱の確立ができていた)
- 大前提としては授かりもの
所感
らいおんのひとりあるき...くだりが楽しかった
突き詰めれば脳の学習モデルに即してシンプルだなあと改めて思いました。
ただそれはわかっても具体的な行動の指針がわからなかったところを、とてもわかり易くお伝えしていただけてありがたかったです。